10/04/01 12:37:11
「周囲の入院患者達はこっそりと彼女のことを”アバター”と呼んでいるそうなのです。だから
彼女はずっと顔を隠している布を外すことができません」
中山大学付属口腔病院口腔顎面外科チーフの廖貴清教授はそう紹介しました。
浙江麗水市からきた女性、呉小燕さん(22)は顔面に腫瘍を患い両目とも失明の状態で鼻で
呼吸することもできません。深刻な顔面奇形です。病棟では記者はピンク色の頭巾で顔を
隠している彼女に会いました。彼女は自分の外見を見ることは叶いませんが他の人たちは彼
女を見に来るそうです。
「痛いですか?」「廖教授、痛いです」失明した彼女ですが耳はむしろよく聞こえるようになった
そうです。ちょっとした教授の声も聞き取れるようです。記者は彼女の様子を見に行きました。
腫瘍があまりに巨大なため鼻筋はつぶれ顔面の中央にできた腫瘍のため両目は端に追いや
られ、毛細血管が透けて見えるほど皮膚が薄く伸ばされています。
呉小燕さんの父は記者に教えてくれました。小燕さんが9歳の頃突然目が見えなくなり、当時
診断してもらった時には視神経に瘤ができていたそうです。やがてその瘤が肥大化し嗅覚も
失い、鼻で呼吸することもできなくなりました
まだ診断結果は出ないのですが、基本的にこれは骨繊維以上増殖症で顔面内に巨大な腫瘍
が出来てしまっています。廖教授は「生命に別状は無いが生活には深刻な影響が出るでしょう」
と語りました。
頭蓋の3分の1、面部の3分の2を占めるこの腫瘍は放射線治療及び科学療法ができません。
手術によって切除するしかありません。腫瘍を切除するのと同時に顔の整形手術を展開、
余分な皮膚を切り取り鼻腔を再生するなどして外観の回復を教授は紹介してくれましたが、
問題は多大な手術費でした。20万元の治療費が必要となるのですが、呉小燕さんの母は脳溢
血のため半身不随、父も急性膵臓炎を患いながらもなんとか農業に従事していますがすでに
10数万元の借金を背負っている状態。
※紹介によると呉小燕さんの故郷にある慈善総会では彼女の為の口座を開き寄付金を募集して
いるとのこと。
明るくよく笑う小燕さんですがやはり周りの奇異を見る目は怖く人前では必ず顔を頭巾で隠し
ます。小燕さんの父は「20歳の頃に腫瘍は拡大するのが停止しました。娘は強い子で、普段外
出はしませんが、外出するときは私に支えられながら頭巾を被ります。しかし充実した生活の
妨げにはなりません」
頭巾を外すことができない彼女ですが病棟には彼女の笑い声が絶えません。
中国新聞網(中国語)
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