10/03/25 22:56:37
毎年春になると世界自然遺産、漢拏山(ハルラサン)を薄紅色で染める王桜が米国ワシントンにも
咲く。ワシントンをはじめとする米国のあちこちで愛される桜の花祭りで王桜の原産地が済州(チェ
ジュ)という事実を知らせる努力は一度もないと指摘されている。
済州市観光祭り委員会は来る26日に開幕する第19回済州王桜祭りの一環で「王桜自生地-済
州」特別講演を済州商工会議所コンベンションホールで24日午後開催した。この日の講演で「ワ
シントン春の象徴-王桜そして桜祭り」という主題発表を引き受けたチョン・ウンジュ博士(米国農業
研究院ペルツヴィル地域国立遺伝資源部)は全世界の人々に愛される済州の宝物「王桜」を私た
ちのものとして世界に知らせようとする努力が見られないと指摘した。
URLリンク(www.jejusori.net)
▲1935年からワシントンDCで開かれる‘National Cherry Blossom Festival’は日本文化を知らせ
る場として積極的に活用されている。ワシントン桜祭りで日本女性たちが着物を着たまま自国の
踊りと文化を知らせる公演を行っている。
済州が原産地として知られる王桜が米国の心臓部ワシントンをはじめとする米国各地で愛されて
いることは胸が熱くなることだが、残念ながら大部分の米国人は王桜の自生地が済州漢拏山では
なく日本だと思っているためだ。「桜祭り=日本文化」と理解している「悲しい現実」に対してチョン博
士は中央政府と済州道の積極的な広報努力が不足していると診断を下した。
チョン・ウンス博士によればワシントンDCには代表的観光地の‘Tidal Basin’を中心に‘National
Mall’周辺の公園に王桜が多く植えられており、その背景が100年前の1910年、尾崎行雄東京市
長が2000本余りの桜類を寄贈したのが始めだった。
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▲米国サンフランシスコ、日本街の姿
しかし、当時寄贈を受けた桜が病害虫に感染していたのが発見されて全部焼却処理され、以後
1912年尾崎市長が桜を再寄贈することにしてその年の2月14日横浜港を出港した12種3020
株の桜はシアトルを経て3月26日、ワシントンDCに到着し、3月27日ファーストレディ・タフトと
在米日本大使夫人、珍田(Chinda)は初めて王桜(Yoshino cherry trees)2株をタイダル・ベイスン
(Tidal Basin)の北側川(Independence Avenue、SW)に植えたのが本格的な起源になった。その後
1935年からワシントンDCで‘National Cherry Blossom Festival’を開始、毎年桜祭りを今まで継続
している。今年も今月27日から4月11日まで2週間続く。
(>>2-5のあたりに続く)
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▲チョン・ウンジュ博士(米国農業研究院ペルツヴィル地域国立遺伝部)
キム・ポンヒョン記者
ソース:済州の声(韓国語) "千編一律のほか自生地'済州'知らせる王桜祭りなぜできないか?"
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