10/03/24 12:23:43
北京発武漢(湖北省)行きの中国東方航空2454便が23日午後、
機械系統の故障で鄭州空港(河南省)に緊急着陸した。
中国政府が問題点を指摘した機種だったことで、乗客の恐怖感が倍増した。中国新聞社が伝えた。
北京首都空港を出発したのは午後5時55分。乗客は約180人で、ほぼ満席だった。
離陸後しばらくして、
「貨物室の消火器が故障したので、鄭州新鄭国際空港に着陸する」との機内放送があった。
新鄭国際空港には午後7時ごろ到着し、乗客は係員の誘導に従い、空港の待合室に移動した。
東方航空の職員が時おり説明に訪れる以外、乗客は放置された。
しばらくすると、
「離陸時に、エンジンから炎と煙が噴き出すのを見た」、
「離陸してすぐに降下を始めたのはどうしてだ」、
「着陸時にはひどく揺れた」などの声が上がり始め、恐怖感が広まった。
抱き合って慰めあう乗客も多くいたという。
中国政府・民用航空局が15日、B737型機の機体に欠陥があるとして、
「検査・修理が修了するまで飛行禁止」と命じたことで、乗客の恐怖感が倍増したという。
午後8時ごろになり、東方航空関係者が修理の完了を告げたが、乗客は次々に再搭乗を拒否。
飛行機を交換するよう、強く求めた。暴れだし、東方航空のカウンターを叩き壊す乗客もいた。
他の乗客によると「恐怖のあまりパニックになり、自分をコントロールできなくなったようだ」という。
東方航空側は、別の飛行機を手配したいと考えるので、上海の本部に連絡すると回答。
午後9時40分ごろ、「交換機の準備ができた」との説明があり、乗客は搭乗を求められた。
ところが、新たに用意された飛行機も同じ機種のB737-800だったため、乗客から「同じ飛行機ではないか」と疑うの声が出た。
そのため代表者がまず行き、「別の機体」と確認してから、全員が搭乗した。
出発は午後10時ごろだった。一連のトラブルによる負傷者はなかった。
(編集担当:如月隼人)
ソース サーチナ 2010/03/24(水) 10:48
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