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不法滞在摘発者数、過去５年で最高
不法滞在など出入国管理法違反で昨年１年間に千葉県内で摘発された外国人は、
１０２９人に上り、過去５年間で最も多かったことが、県警外事課のまとめで分かった。
同課は「不法滞在から、窃盗、強盗などへ犯罪がエスカレートしていく傾向もあり、
今後も摘発を強化していきたい」としている。
不法滞在者の摘発の強化は、「犯罪対策閣僚会議」で策定された
「犯罪に強い社会の実現のための行動計画」にのっとって行われている。
県警は東京入国管理局と合同で、昨年は、ほぼ２日に１回の割合で摘発を行ってきた。
摘発者は右肩上がりで、平成１６年には６０４人だったのが、
１８年以降は毎年９００人を超え、昨年にはついに千人を突破した。
昨年の摘発者を国籍別にみると、
フィリピン人が最多の３６３人。中国人が２０９人と続き、タイ人が１１０人、韓国人の９６人、スリランカ人の７７人となっている。
男性が６１９人。女性は４１０人で、女性のほとんどが飲食店などでホステスをしていたという。
違反内容でみると、短期滞在資格や研修目的などで来日し、その後も帰らない「不法残留」が８１４人とトップ。
他人名義のパスポートなどを提示して不法入国したものも１４２人に上った。
同課によると、以前は、一部屋に大勢いる状態で摘発される不法滞在者が多かったが、
最近の傾向として、夫婦や友人同士が２～３人で住み、通常の家族のように生活をしているケースが多いという。
同課は「（不法滞在者の）近隣住民からの情報提供で摘発に結びついたケースも多い。
今後も、県民の協力に期待したい」としている。
ソース：MSN産経ニュース 2010.3.17 21:27
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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