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●伊藤博文に対する世界の評価
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伊藤博文公は世界周知の如く日本の最も偉大かつ、有名な政治家である。
彼の韓国赴任は、たいへんな自己犠牲であった。
伊藤公が、その韓国改善のプランを打ち明けたとき、私の心は躍った。
そこには改革、公正、斡旋があった。
(李朝朝鮮)が犯したあらゆる誤りがそこには救済されるはずであった。
「私は、自分が韓国国民と日本国民との間に立って、両者の間に正義がおこなわれるようにすべき立場
に立っていると思う」 と公はそう言明したのである。
カナダ人ジャーナリスト フレデリック・アーサー・マッケンジー
ロンドン・ディリーメール紙
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朝鮮の王室と政府は腐敗堕落しきっており、頑迷な朋党は、人民の財を略奪している。
その上、人民はあまりにも愚昧である。
これでは国家独立の資格はなく、進んだ文明と経済力を持つ日本に統治させなければ、ロシアの植民地
になるだろう。 伊藤博文総監の施策は、朝鮮人にとって有益で、人々は反対していない。
アメリカ人の朝鮮外交顧問 ドーハム・スティーブンソン
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韓国は日本の保護によって新生命、新光明に浴している。
高い政治道徳を重んずる進歩的であり、円満である伊藤総監によって、韓国人は暗黒時代から光明世
界に導かれ、未開時代から文明時代に進むべく手をとられて進みつつあり、旧来の久しい悪政から免
れ、彼らの生命財産は確実に保護されつつあって、あらゆる面において、三年間に二倍の進歩を遂げた。
宣教師 ラッド博士
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私の見るところをもってすれば、伊藤侯の統治は最大なる賞賛に値するべきものであり、大変満足してお
ります。
韓国国民は今やようやく、彼をもって自分達の友人であると知って、これを事実の上に現し始めました。
過去三年の間における韓国の進歩の大きいことは、実に私をして統監政治の最も熱心な支持者である
ことを告白せしめます。
私は伊藤侯の必ず成功すべきことを信じて疑わないものであり、また、すべての宣教師及びその他の韓
国における文明開発の義務を知る者は、等しく伊藤侯の統治を支持しなければならないと思います。
宣教師 ハリス博士
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韓国人の安寧と幸福、その生活の向上を図るため、母国日本の財政負担は三年間に三千万円に達して
いる。
日本及び日本人を益することを少しもやらないで、韓国及び韓国人のために図りてあまりにも忠実であ
る。
飽くまで韓国の主権を尊重するため、中央の各部大臣や地方長官はすべて韓国人を任用し、日本人は
その下働きになっているに過ぎない。
利権は韓国人のみに与えて、日本人には荒蕪地開発の第一号を与えただけではないか。
なおその上、韓国通の大陸浪人を追放するなど、日本及び日本人から孤立した政策を採ってきた伊藤
総監の心事那辺にあるやを疑わしめるものがある。
韓国発行 「邦字新聞」より