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[韓・日100年大企画] <12> 清算されなかった過去
日小学校教科書も歪曲… ‘新歴会’止まらない挑発
独島(トクト)と歴史歪曲問題は健全な韓・日関係で決して迂回できない、致命的な懸案だ。未来の100
年のためのパートナー的両国関係発展に障害物になる事もでき、友好増進の起爆剤として作用するこ
ともできる。光復(解放)と終戦65年が過ぎたが日本は相変らずこれに対して挑発的な策動を止めない
でいる。日本の極右保守主義者らが主導するこのような反歴史的挑発は韓・日両国の未来に垂らした
暗い影として作用する。
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■日本歴史歪曲教科書採択手続:文部科学省から各地域別教育委員会に検定通過した教科書目録
送付→教科書会社から文部科学省・教育委員会に教科書見本送付→教科書展示会→選定審議→教
科書採択→教科書供給
■日本歴史歪曲教科書採択現況:愛媛、東京、神奈川、栃木
独島は私たちの土地で、大韓民国は古朝鮮以来半万年の歴史を守ってきた自主国家だ。これが韓国
人が持つ領土概念で、歴史認識だ。日本の政権や市民団体がこの二種類の中の一つを無視して挑発
した時、我が国民は一斉に激憤するほかはなかった。独島に対する実効的で排他的な権利を私たちが
すでに持っていて歴史問題は内政の側面があるだけに、韓国と日本を紛争地域として目立つようにさせ
るのが私たちに有利ではないとし「静かな外交」を主張した学者らが批判を受けるほどであった。それだ
け独島と歴史歪曲問題は国家的自尊心を揺さぶる問題であった。
ところで2001年4月「新しい歴史教科書をつくる会」(新歴会)の歪曲された歴史教科書が日本文部省の
検定を通過して2005年3月日本の島根県議会が「竹島(独島)の日」条例を制定した後、歳月が流れて二
つの問題を解く方式に差が生じ始めた。独島問題は現代国家の根幹である「領土」概念を侵したことだ
から断固として対処しなければならないが、歴史教科書問題は歪曲行為を正す一方で両国が対立でな
い和解を模索する方案を探さなければならないという認識が現れ始めた。
それで両国は2002年3月1期韓・日歴史共同研究委員会をたて、2007年6月2期委員会を運営した。この
委員会は24日最終報告書を出す計画だが、まだ共同歴史教科書を出す方案は合意を見ることができな
かった。3期委員会が設立されるならば窮極的に共同歴史教科書を出す方案が議論されることと観測さ
れる。
歪曲された内容を入れた扶桑社と自由社の歴史教科書を採択した比率は昨年1.71%で微小だが、2001
年0.039%から2005年0.39%等へ増加傾向だ。新歴会などの活動が着実に続く点も問題と指摘される。
新歴会は昨年4月中学校の歴史教科書を出したのに続き、来月小学校の歴史科目格である社会教科
書検定を準備している。わが政府は社会教科書が市中に流通すると同時に即分析作業をするために
東北アジア歴史財団の中に関連チームを設けた。
日本が間欠的に独島領有権主張と歪曲された歴史教科書を出して、韓国はこれに対して反駁する姿は
しばしばドイツの戦後処理問題と比較される。
戦後敗戦国のドイツは立ち上がって謝罪をして、フランスやポーランドなど周辺国家と共同歴史教科書
を出した。反面、韓・日関係で和解の手を先に差し出す側は被害国の韓国だ。
韓国は1998年日本文化開放という決断を下したし、最近両国のパートナー的関係設定に積極的なこと
も私たちの側だ。時々韓国側の対日交渉対象者を相手に「知日」や「親日」論難が出てくるほどだ。
(>>2以降につづく)
ソース:ソウル新聞(韓国語) 2010-03-17 6面
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