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>>1の続き
■大阪
712人が参加した大阪緊急集会
3日に記者会見、4日に緊急集会が開かれた。記者会見では、学校法人大阪朝鮮学園・辛正学
理事長が談話を発表。大阪朝鮮高級学校の金淳喆校長が教育実態について語った。
続いて、保護者を代表して申千玉さんと金哲浩さん、生徒を代表して呉泰誠さん(ラグビー部前主将)、
朝鮮学校を支える会を代表して「東大阪の朝鮮学校を支援する市民の会」の林二郎事務局次長と
「チョソンハッキョを楽しく支える生野の会」の長崎由美子代表がそれぞれ発言した。
辛正学理事長は、政治と教育を結びつけることは遺憾であると述べ、林二郎事務局次長は、政治と
外交を教育問題に結びつけることで、「無償化」制度の本質をすり替えようとしていると強く批判した。
一方、東成区民ホールで行われた緊急集会には、主催者の予想を大きく上回る712人が参加。会場
は通路まで埋め尽くされ、同胞、日本市民の高い関心と怒りをうかがわせた。
学校法人大阪朝鮮学園と大阪朝鮮高級学校、「東大阪の朝鮮学校を支援する市民の会」
「西大阪アプロハムケ」「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」「アプロハムケ北大阪」
「中大阪朝鮮初級学校とともに歩む会」「アプロハムケ城北」「チョソンハッキョを楽しく支える生野の会」
が主催した緊急集会では、辛正学理事長の報告、大阪朝鮮高級学校の玄完植教務部長、
「アプロハムケ城北」の大村淳代表、「東大阪の朝鮮学校を支援する市民の会」の林二郎事務局次長、
保護者の高龍秀さん(甲南大学教授)などからのアピールがあり、参加者の発言があった。
玄完植教務部長は、「無償化」制度を「拉致問題」と結びつけることで、興味本位でセンセーショナルな
政治問題にわい曲されていると指摘、差別なき制度適用を要求した。大村淳代表は、不当な政治家の
発言は座視できず、日本人の責任として問題の解決に向け取り組むことを強調した。
参加者たちからは、間違った行政のあり方を共に是正していこうという意見が出された。また、ある参加者
から朝高生に送る「応援歌」が披露されるなど、会場は熱気を帯びた。
集会では要望書が採択されたほか、総理大臣あての要請ハガキと署名が集められた。京都、大阪の
緊急集会で採択された要請文は、それぞれ代表団を結成して直接関係者に手渡される。(鄭尚丘記者)
[朝鮮新報 2010.3.8]
以上。