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【ソウル2日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の「公開活動」が、
2月に入り目に見えて減少した。特に産業施設や軍部隊の視察が前月より大幅に減り、
公演観覧だけが増えたことから、健康悪化で休息を取ったのではないかとの分析も出ている。
北朝鮮メディアが伝えた金総書記の公開活動内容を分析すると、
1月は現地視察が17回、公演観覧が2回の合計19回と、
金正日体制が発足した1998年9月以降、月間で最多を記録した。
1998~2009年の12年間、金総書記の1月の公開活動回数は平均6.6回で、
これまで最も多かった昨年1月も13回にとどまっていた。
ことし1月は過去12年間の同月平均の3倍に迫る活発な活動を行ったことになる。
しかし、2月には12回と1月から7回急減した。
特に、北朝鮮メディアが写真や映像とともに報じていた現地視察が大幅に減った代わりに、
公演観覧が7回と全体の半分以上を占め、注目される。
現地視察は産業施設が4回あっただけで、軍部隊は1回も訪れていない。
対外活動も王家瑞・中国共産党対外連絡部長との会談が唯一だ。
そのため、金総書記が1月に無理に活動を増やし、
健康が悪化したのではないかとの見方も出ている。
こうした分析を提起す専門家らは、特に2月に公演観覧が異常に多かったことに注目している。
現地視察は、朝鮮中央通信など主要メディアが映像や写真とともに
指示事項などを詳しく報道するため、健康が完全に回復していないとされる
金総書記には負担にならざるを得ないとの指摘が多い。
これに比べ、公演観覧は北朝鮮メディアが報じる場合にも写真や映像を配信しないため、
はるかに負担が少ない。休息を取りながら、公開活動回数も適切水準を維持するには
うってつけの手段といえる。
一方、金総書記は昨年1年間、産業視察など経済部門で67回(全体の43%)、
軍関連活動で37回(23%)、対外活動で14回(9%)など合わせて157回の公開活動を行い、
年間最多を記録した。
ソース 聯合ニュース 2010/03/02 21:11
URLリンク(japanese.yonhapnews.co.kr)