10/03/16 16:50:35 WrGCXpuz
私たち市民の手で、絡まった日韓関係の糸を解こう!
日韓併合100年に当たる今年、
日韓両国がかつての誤った歴史を反省し、
未だ癒えることのない被害者たちの痛みを少しでも和らげるために、
私たち日韓の市民が立ち上がる時ではないでしょうか。
歴史の中で絡まった日韓関係の糸を解いてこそ、
日韓の間に、真の和解の時代が開かれると信じています。
■ 東アジアに平和共同体を実現させるには、東アジアの市民がお互いを認め尊重し、配慮するための教育が基盤
にならなければならないと考えます。中学校・高校歴史教科書の執筆指針として、日本政府が「近隣諸国条項」を
設けたのも、そうした考えからであったはずです。にも拘らず、隣国に配慮する美しい精神はどこに行ってしまっ
たのでしょうか。近年、植民地支配や戦争を正当化するような自国中心の閉鎖的な歴史認識を持った教科書がつく
られ、日本の教育現場で使用されるようになったことに、危機感を覚えざるを得ません。自由、民主主義、人権、
そして平和という普遍的な価値観を共有する東アジアにおいて、共通の歴史認識をつくり上げていくための教育が
実現されることが望まれます。
■ 2008年、日本の中学校教科書学習指導要領解説書に独島(竹島)領有権を主張する内容が新しく登場しました。
また、2009年12月に発表された高校学習指導要領解説書でも教育現場でその内容を深めるよう指導することが記さ
れています。独島(竹島)問題は、日本の方々にとっては単なる領土問題かもしれません。しかし、韓国の人々にと
ってのそれは、植民地支配の痛ましい傷跡を思い出させる象徴的な存在であり、侵略と植民地主義が生んだ痛まし
い歴史の1ページなのです。そうした韓国の人々は、独島(竹島)の領有権を主張する日本の姿を見ると、植民地支配
を擁護し帝国主義にノスタルジーを感じているのではないかと疑ってしまうのです。ともに歩むべき隣国であるは
ずの日本を本当に信頼してもよいのだろうか、と。2010年、日韓両国がその痛ましい歴史を克服し、真の友人関係
を築いていくためにも、日本が勇気を持って中学校学習指導要領解説書から、韓国の思い出したくない痛みを刺激
するような独島(竹島)領有権の主張を削除すべきではないでしょうか。
(韓国)アジアの平和と歴史教育連帯、独島問題の平和的解決を望む市民一同
2010年2月 23日
アジアの平和と歴史教育連帯(構成団体 計64団体)
共同代表 徐仲錫(成均館大学教授/歴史問題研究所顧問)
安秉佑(韓神大学教授)
張錫春 (韓国労働組合総連盟委員長)
金栄訓 (全国民主労働組合総連盟委員長)
鄭鎮珝 (全国教職員労働組合委員長)
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