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- 朝鮮学校除外の可能性を示唆 高校無償化で 官房長官 -
平野博文官房長官は22日の記者会見で、4月から実施予定の高校授業料無償化
の対象として、在日朝鮮人の子女が学ぶ朝鮮学校を含めるかについて、日本の高校
教育にふさわしい教育課程と確認できなければ除外する可能性を示唆した。
平野氏は「無償化にふさわしいカリキュラム(教育課程)かも含め、文部科学省が
チェックしなければならない」と述べた。
文科省内では、平野氏の言う「無償化にふさわしいカリキュラムかどうか」に加え、
財務の健全性といった外形的な基準も取り入れて判断する案が浮上している。この場合、
北朝鮮からの送金を受けていることが判明している朝鮮学校を除外する可能性が出てくる。
一方、同省では新教育基本法が「教育の機会均等」を受ける対象として「すべて国民」
と規定していることを受け、朝鮮学校を含めた外国人学校全体を一律に対象から除くことも
検討している。ただ、民主党が野党時代にまとめた日本国教育基本法案(廃案)では支援
対象を日本国民に限定していない。政府内でも「外国人学校に支給しても教育基本法と
矛盾はしない」との解釈もあり、慎重に線引き作業を進めている。
高校授業料無償化法案では無償化の対象校として、高校や中等教育学校の後期課程、
高等専門学校などを明記した上で、専修学校や各種学校については「高校の課程に類する
課程を置くもの」と規定。文科省令で今年度中に定めるとしており、線引きが焦点となっている。
ソース : 産経 2010.2.22 19:10
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