10/02/19 23:22:52
18日、バンクーバーパシフィックコロシアムで行われた男子1000メートルのショートトラックの予選が行われ、韓国の
ソン・シペク選手がオリンピックの記録を更新する1分24 秒245の好成績で準々決勝に進出した。
しかし、独占中継をしているSBS放送はスピードスケートの中継を行っていたため、この瞬間はライブで中継されて
いない。
これを受け、記録更新の瞬間を逃した韓国の視聴者からは不満が殺到している。五輪中継をめぐるトラブルはここに
始まったものではない。
当初、韓国の公営放送であるKBSとMBCは中継権をもつ民営放送のSBSから映像提供の明記を条件に2分半の映像を
使用することになっていたが、それに反発し短信でニュースを伝えていた。
特に、韓国に初メダルをもたらしたスピードスケートのイ・スンフン選手のニュースも、KBSとMBC放送は短信で
流していたため、視聴者からは視聴者の視聴権利まで奪うこととして、放送三社への非難が強まっていた。
一方、独占中継を行っているSBSの放送でミスが相次いだ。15日の女子スピードスケート3000メートルの中継で韓国選手の
国籍を日本の日の丸にする字幕ミスが発生、すぐ訂正しニュースで改めて謝罪したが一時ネット上で「よりによってなぜ日の丸?」
と大騒ぎとなった。
そして、16日の男子スピードスケート500メートルの中継では金メダルを獲得したモ・テボム選手は映っておらず、代わりに
日本の長島選手を映していたため、視聴者から「SBSは日本のテレビ局か」と、大きなひんしゅくを買っていた。
結局、SBSは結局7分の映像提供を約束した。しかし17日には再びIOCの規定(中継権がない放送局は一日3 番組、一番組
2分以内、番組の間は最低3時間)を理由にまた5分に戻した。
それに加え、SBSの解説にも「きちんとした解説はなく、うるさいだけ」と物議をかもしている。
このような状況を受け、KBSは「視聴者の知る権利を侵害する行為。質の低い中継放送」「視聴者のチャンネル選択権利を
侵害している」などと厳しく批判している。
一方、SBSは「ニュース制作に必要な映像は提供している。できるだけの協力はしている」と反発、中継をめぐる対立は
深まるばかりである。(編集担当:金志秀)
Searchina: 2010/02/19(金) 15:23
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