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インド西部のマハーラーシュトラ州プネー市で13日午後に爆弾テロ事件が発生し、9人が死亡、60人が負傷した。
現地の報道によると、台湾の旅行者黄志明さんは爆発テロで負傷したものの、周りの負傷者の脱出を助け、自分が
避難した後も再び現場に戻り、友人ら2人を救出したという。現地のテレビ局は「台湾から来たプネーの英雄」という
タイトルで黄志明さんの勇気ある行動を報道した。
黄志明さんの人命救助がメディアで報道されると、プネー当局は慰問金を黄さんに送り、黄さんを設備がよい病院へ
移して治療を受けるようにしたという。
中華民国の翁文祺・インド駐在代表は、「黄志明さんは大変謙虚で、代表処が連絡したときにもただ苗字の『黄』としか
名乗らず、怪我はそれほど大したことはない、としか言わなかった。
その後彼の台北の友人が外交部に電話をかけてきて、ようやく彼のフルネームを知ったぐらいだ。
人命救助をした彼にはきっと幸福がやって来るはずだ」と話し、その行動を称えた。
黄志明さんは敬虔なキリスト教徒だそうで、爆発現場に再び戻って人を救助したことに対し、救助が必要な人がいれば
当然助けに行く、そうしなければ一生後悔するだろう、と話していたという。
昨年末に会社をリストラになったという黄志明さんは、今年1月27日からインドのプネーで精神修行をしており、今月20日に
帰国する予定。
Radio Taiwan International: 2010/02/17
URLリンク(japanese.rti.org.tw)