10/02/17 23:32:48 PKPxcnUf
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高金素梅について
先週、8月15日、小泉首相が靖国神社参拝後、台湾側の反対者として高金素梅が度々TVなどでインタビューに受けていた
高金素梅は台湾での反靖国の先鋒となっていることを示している。
この高金素梅について、過去にも、論じたことがあるが、もう一度、箇条書きでまとめてみる。
高金素梅は現在、台湾の無所属の立法議員。無所属だが、政治的には藍軍(親国民党派)に属す。
父親が外省人、母親が原住民。
元々歌手出身で芸能人時代では不倫や、恋愛など度々スキャンダルを繰り返し、台湾メディアからスキャンダルの女王と呼ばれていた。
台湾での彼女の知名度は相次いだスキャンダルの影響が大きい。
芸能人時代は父方の姓、金素梅を名乗り、出身地も陜西とし、原住民であることを公表していなかった。
高は原住民である母親の中国語の姓。スキャンダルで高い認知率を持つ金素梅は、政治家に転向する際、当選しやすい原住民枠を利用し、当選する。
選挙キャンペーンの頃から母方の姓も加え、高金素梅を名乗り、原住民であることを強調し始める。ただし父系の姓に、母系の姓を付け加えるのは、漢族の習慣である。
政治家になってから、台湾メディアに最初に大きくと取り上げられた記事は、バスケットのスター選手出身の政治家との不倫騒動。
政治家転向後、中国統一団体と接近し、靖国問題とのかかわりを始める。
また最近、中国国内の民族大学の入試に参加し、入学している。(台湾では、中国の学位を認めていないにも関わらず)
靖国に関わるようになっての高金素梅は日本のメディアでも取り上げられるようになっているのは、周知のとおりである。
原住民が差別的待遇を受けていたのは、日本時代だけでなく、国民党政権以降も続いている。民族教育の否定など、原住民は差別的待遇を受けていた。現在も就職難など、さまざまな社会的問題を抱えている。
しかし高金素梅は国民党独裁時代の原住民問題について、何ら発言を行っていない。また中国の少数民族問題、チベット問題などにも、発言をしたことがない。さらに中国の民族大学に入学するなど、密接なつながりがある。
<元々、台湾では山地同胞と呼ばれ、その独自文化が軽視されていた。その後、1980年末ごろから、原住民正名運動が起き、原住民独自文化の尊重と、アイデンティティの復活が主張された。当然、こうした活動に素梅は加わっていない。>
また高金素梅は反靖国運動の最中、台湾の元高砂義勇軍、元日本兵の老人らの抗議を受けたことがある。 元高砂義勇軍らの抗議に対して、高金素梅は「彼らは日本の奴隷化教育を受けた連中なので」、耳を傾ける必要はないと差別発言を行った。
2006.08.23 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク