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- イラン大統領が中国に新年祝賀メッセージ…「我々には共通の敵がいる」 -
中国の立場が注目されているイランの核開発問題について、イランのモッタキ外相が
16日にクリントン米国務長官を強く非難する声明を発表したことが中国メディアでも伝えられ
ている。
鳳凰網の記事では、モッタキ外相が「アメリカは正真正銘の軍事独裁者である」と指摘し、
中国などの国に圧力をかけてイランへの追加制裁を試みようとしていることを非難した、
としている。
モッタキ外相はこのほか、クリントン国務長官が先日カタールで行った遊説は何の効果もなく、
イランが軍事独裁を行っているとのコメントには何の根拠もないと批判したほか、中国への働き
かけについても「台湾問題と引き換えに中国に制裁への同意を迫っている」とし、「アメリカは
エネルギーを独占したがる一方で、中国はエネルギー保障面におけるエネルギー埋蔵地域の
独立を望んでいる。米中間には台湾をはじめとするさまざまな問題があるが、中国は真摯
(しんし)に対応するはずだ」と中国への期待を表明している。
鳳凰網では17日、イランのアフマディネジャド大統領が16日に中国に対して春節(旧正月)
のメッセージを発表したことも伝えている。メッセージの中で同大統領は「中国とイランは古代
文明国であり、文化も近い。中国の人々と中国政府に特別の祝福を送りたい」と祝辞を述べ、
「中国とイランは共通のの脅威にさらされている。一部の強権国家は中国が世界的な影響力
を持つ大国化することを望んでいない。彼らは何かにつけて理由を探し、中国に圧力を加えよう
としている。我々はそのようなやり方に断固反対し、中国を全力で支持する。なぜなら我々には
共通のビジョン、信念、利益があり、共通の敵がいるからだ」と中国との友好関係を強調する
ことで、中国への期待の高さをアピールした。
ネット上では、モッタキ外相とアフマディネジャド大統領の声明を歓迎し、支持するコメントが
大半を占めており、アメリカに対する反発が強まっていることが伺える。(編集担当:柳川俊之)
ソース : サーチナ 2010/02/17(水) 19:03
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