10/02/17 13:38:41
トヨタが過去最悪のリコール(回収・無償修理)問題に苦しむ中、韓国の自動車メーカーも「リコールの恐怖」
に震えている。
韓国の自動車メーカーの品質担当幹部は「トヨタの大規模リコールは最近のコスト削減、部品共有化とも
一部関係があるが、それは全世界の自動車メーカーに共通する問題だ。トヨタが経験した深刻なリコール
事態はどの企業も直面し得る」と指摘した。
リコールとは本来、自動車メーカーが当局に対し、車両に問題が発生する可能性に基づき無償修理を行うこ
とを報告し、公開方式で実施する通常のアフターサービスを指す。
しかし、消費者はリコールを重大で深刻な問題としてのみとらえ、無条件で悪いことだと誤解してしまう。
このため、自動車メーカーは公開方式で行うべきリコールを避け、大衆に公表することなく、控えめに修理
を行う「無償修理キャンペーン」を乱用する傾向がある。
従って、リコールが多いからといって、問題が多いメーカーだと批判するのは不適切だというのが専門家の
指摘だ。ただ、リコールが短期間に急増したり、リコールを発表する時期が遅れたり、リコールを実施すべき
事由が生じたにもかかわらず、リコールを実施しなかったりすれば大きな問題だ。
韓国消費者院のキム・ジョンフン部長は「韓国の自動車メーカーもリコールをできるだけ行わず、無償修理
キャンペーンを乱用したり、それさえも行わずに整備センターに入庫された車に限って、顧客にも知らせずに
修理を行うといった慣行が改まらない」と指摘した。
■09年のリコール台数33%増
国土海洋部がまとめた2009年の自動車リコール現況によると、リコール件数は国産車が24件(14万6148台)、
輸入車が54件(1万2261台)の合計78件(15万8409台)だった。08年の134件(10万5986台)に比べ49%増えた。
また、リコール対象車種の平均修理率は60%台にすぎなかった。修理率はリコール実施後に修理された対象
車両の割合を指す。
修理率は輸入車(65.5%)より国産車(57.8%)のほうが低く、国産車のリコール後の管理が行き届いてい
ないことが明るみに出た。
>>2に続きます
朝鮮日報 2010/02/17
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