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"親日派・謀利輩のために人民生活極度不安"
解放直後の混乱した有様を米に告発した手紙450通公開
"民衆ら,親日派・右翼テロ団体を不安要因として認識"
キム・ヘヨン記者
「南朝鮮の経済は危機に到達しています。すべての生産機関は謀利輩(モリベ=不当な利益を得よう
とする輩)に入って生産が断たれて天井知らずの物価は人民の生活に極度の不安を与えています。
10人余りの家族の生活費が最小限1万3,000円なのに給料は2,000円余りに過ぎません。」
解放直後の1947年、米トルーマン大統領の特使として訪韓した使節団に送った韓国人らの手紙450件
が16日初めて公開された。2,000枚余りの分量のこの手紙らをソウル大国史学科修士課程大学院生の
チョン・ムヨン氏と、チョン氏の指導教授で同学科のチョン・ヨンウク教授が2006年、米国国立文書記録
管理庁(NARA)で発見した。チョン氏はこれらの手紙を分析した「1947年ウェドマイヤ使節団の訪韓と韓
国人の対応」という論文で最近修士学位を受けた。
ウェドマイヤを団長にした使節団は当時南韓の社会像を把握するために住民たちに建議案を送ってく
れという声明を発表し、これに対する反応として相当数の名のない民衆らが手紙を送ったことが把握さ
れた。
「ハン・ギョンイルが送った手紙」という題名の文書は「食糧配給の三分の二以上が大麦の粉で、米は
ほとんど見られないので朝鮮人には合わない食糧で、それさえも15日分にしかなりません」として腐敗
した配給行政を指摘する内容を含んでいる。
無記名で送られたある手紙は「親日派と謀利輩の悪質資本主義、無分別な個人主義的態度で職場な
どは運営不能に陥り、失業者は洪水のように通りに溢れ出て乞食生活をしている」と訴えている。また
他の手紙は「腕章をはめた青年五十人がトラックに乗ってきて無条件に殴打しました。理由はビラを貼
ったからとのことです。その後で田野(田と畑)で仕事をする私たち農夫を警察は無条件でトラックに乗せ
て留置場に入れます。私たち農民はどのように暮らさなければなりませんか」として右翼青年団のテロ
とこれに協調する警察を批判している。
チョン氏は「解放直後、民衆らは親日派と右翼テロ団体を社会不安要因として認識しているが、右翼勢
力に対する批判的見解は米軍政と使節団に受け入れられなかった」として「1951年に発刊されたウェド
マイヤ報告書韓国編から右翼が民衆の意思を代弁できないという内容は削除された」と明らかにした。
ソース:韓国日報(韓国語) 入力時間 : 2010/02/16 17:18:33
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