10/02/15 22:02:33
最近、卒業式シーズンをむかえて学生たちの過激な打ち上げ文化が連日物議をかもしている中、
韓国教会言論会が論評して卒業式文化を変えなければなければならないと強調した。
教会言論会はこの論評で服と身体に小麦粉を振りかけるのは日帝残滓であると指摘し、洗足式
やコンサートなど卒業の真の意味を生かせる儀式を推奨した。以下は教会言論会論評の全文。
卒業式文化変えなければならない
小麦粉をばらまくのは日帝残滓
卒業式シーズンだ。これまで卒業式の風景はマスコミによく報道されている。ところが、いわゆる
卒業式「打ち上げ」で非常に行き過ぎた場面が続出し、これを変えるべきという声が強い。
学生たちが制服を破り、服とからだに小麦粉を振りかけてタマゴを投げ、下着姿で海に飛び込み、
はなはだしくは半裸で街を闊歩する行為もあるという。これは学校のある過程を終えた「すがすが
しさ」と「さびしさ」を脱ぎ捨てることの表現と理解するにしても、とても低俗で醜態に近いという気が
する。だから、このまま放置してはいけないと考える。
卒業式で制服を破る習慣は古いという。朝鮮時代、最高の教育機関だった成均館(ソンギュングァ
ン)の卒業式で儒生らが君臣間の結束と同期の間の友情を固める意味で制服を破った破青襟が
それだ。しかし、これも非常によい慣習とは言えない。しかも今は先輩が後輩に制服を譲る運動を
広げているではないか?
このごろの卒業式でしばしば見られる他の姿の一つは、制服に小麦粉をばらまくことだ。これは日
帝時代、日本から導入された制服に対する抵抗意識から始まったと伝えられている。それならこ
れは数年間、学校生活を通じて知識を習得して成長したことに対し感謝しなければならない心と
行動から不適切と見る。
私たちは日帝残滓文化をいつまで見守るべきなのか?だからこういう誤った文化は継続的に変え
る努力が必要だ。幸い一部の学校ではご両親の足を洗う洗足式、在学生が準備したコンサート、
風変わりな礼服卒業式などで卒業の雰囲気を変えているという。
文化はその時代を反映することで、文化による美しい伝統が作られる。しかし、誤った文化は時代
をゆがめ、これを放っておけば、また新たな歪曲された文化と伝統を作り出すことになる。さらに今
のように育つ世代が演出する誤った卒業式文化を放置することは、一部既成世代の責任ともなる。
逸脱と多少暴力的な卒業式文化を変えるためには、教育当局と学校そして教師と父兄らが知恵
を集めなければならない。卒業は終わりでなく新しい始まりであるから、学校ごとに斬新な卒業式
でその文化を作り出さなければならない。
そうするためには「感謝」があって、「出発」の喜びがある卒業式にしなければならない。青少年ら
の心性はきれいに整えられた美しい木の結果のようで、これをどのように正しく導くかにより、卒業
が持つ真の意味を蘇らせることができる。
イ・テウン記者
ソース:クリスチャントゥデイ(韓国語) 「卒業式打ち上げ醜態、このまま放置してはいけない」
URLリンク(www.christiantoday.co.kr)
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