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2006年から日本で‘独島情報誌’…「真実大切にしたこと」
今月8日、記者のEメールボックスに「独島ニュース」という題名で21回目の便りが伝えられた。
韓日間独島(ドクト、日本名:竹島)摩擦が絶頂に達した2006年6月から一ヶ月や二ヶ月おきに一
回ずつ配達される独島情報誌だ。独島関連学者の論文やメディアの報道内容などを整理して日
本の記者や学者など関係者50人、韓国内関係者100人余りに伝えられる。
この情報誌には単純情報だけを伝達するのでなく、下條正男(59)拓殖大教授など日本国内の右
派学者などの動向や独島領有権主張に対して矛盾点を指摘するコメントも付け加えている。
発信者は日本の中で特別な所属もなしで独立軍のように独島領有権者らと戦う在日同胞、朴炳
渉(パク・ビョンソプ, 67・写真)氏。専門的な歴史学者ではないが彼の独島研究の情熱は専門家に
劣らない。『竹島=独島論争』(内藤正中島根大名誉教授との共著、2007年12月新幹社)等独島関
連書籍だけで4、5冊を出版している。
大学で物理学を専攻した後、30年を超えて会社生活をして95年10月から日本の植民統治と戦
後責任問題に関する研究結果をインターネット上に載せて彼の韓-日歴史研究者は始まった。
「半月城(パンウォルソン)通信」という名前でインターネットに載せた文は1000件近い。
彼は日本の明治政府が1877年、最高権力機関の「太政官」文書で「竹島(現在の鬱陵島)のほか
一島は日本の土地ではない」と指令を下した事実を取り上げ論じて、日本政府の竹島固有領土論
は話自体が成立しないと強調した。
日本政府が1905年の閣議決定で独島を島根県に編入して誰も人が暮らしていない「主人のない
土地」という理由を出したことにも反論した。日本政府より5年先立った1900年、大韓帝国は鬱陵
島管轄区域を勅令で公表して独島を石島(ソクド)と表記して韓国の地として明確にしたというの
だ。
「勅令頒布1年前に出てきた日本の資料にも鬱陵島に住む日本人たちが独島でアワビを取りに行
った記録があるなど当時、鬱陵島住民たちは独島を間違いなく認識していた」と主張する彼は「石
島=独島」の学問的究明に努めている。来年5月頃、この研究成果を本で出す予定だ。だが彼は
自身の活動に対して「政府や民族のためではなく真実を明らかにするためのもの」と独島独立軍
という表現をした。
東京/キム・トヒョン特派員
URLリンク(img.hani.co.kr)
▲在日同胞、朴炳渉(パク・ビョンソプ, 67)氏
ハンギョレ新聞(韓国語)
URLリンク(www.hani.co.kr)