10/02/14 12:43:26
中華民国台湾では、今年年末、五つの行政院直轄市の市長選挙が行われる。
直轄市はこれまで、台北市と高雄市のみだったが、法改正により今年年末より、台北市はそのまま、高雄市は高雄県と合併して
高雄市、台南市と台南県が合併して台南市、台中市と台中県が合併して台中市、そして台北県は新北市となることで直轄市五つと
なる。
この五つの直轄市の市長選挙への与野党候補者選びが焦点に。特に台湾で最大の票田である新北市の市長選挙は、2012年の次期
総統選挙をも占う重要な選挙となる。
国民党の金溥聡・秘書長は12日、テレビのインタビュー番組に出演した際、新北市に行政院の朱立倫・副院長を出馬させるかどうかに
ついて聞かれ、「方向は大体その趨勢だ。自分の決定が党全体の未来に関わるとしたら、みな大局を重んじ、自分の気持ちは二の次に
するものだ」と述べ、朱・行政院副院長が新北市長選に立候補する可能性が高いことを認めた。
新北市となる台北県の県長は現在、国民党の周錫?氏が務めているが、県民からの人気がいまひとつで、国民党では新北市となって
このポストを失うことを懸念している。
国民党の金・秘書長はまた、台中市長をすでに二期務めている胡志強氏について、「胡志強氏が出馬するなら台中だ」と述べ、胡氏が
新たに生まれる台南市の市長選にまわる可能性を否定。また、高雄市長選については、立法院の王金平・院長が考慮するなら尊重すると
述べた。
国民党では5月までに候補者を決める予定。台北市ではすでに一期市長を務めた?龍斌氏が再選を目指すことがほぼ固まっている。
Radio Taiwan International: 2010/02/14
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