10/02/08 10:34:41
例年なら、お祝い事のときや少数の愛好家にたしなまれていた伝統酒が、最近は若い人たちも楽しむように
なり、旧正月(旧暦1月1日、今年は2月14日)の贈り物としても人気を集めている。マッコリ(濁り酒)人気
が大きく影響した、と酒類業界ではみている。
新世界デパートは、旧正月の贈り物セットを販売し始めた1月29日から2月4日までの伝統酒贈り物セットの
売り上げが、昨年の旧正月に比べ220.1%伸びたと発表した。これにより、昨年酒類全体の売り上げに占める
割合が1%台にすぎなかった伝統酒の売り上げが、今年は4%に上昇した。デパート側は「マッコリが高い人気
を集めたことで、伝統酒も贈り物のリストに含まれるようになってきた」と指摘した。新世界デパートの1月
1日から2月4日までのマッコリの売り上げは昨年比で7300%の伸び率を示し、こうしたマッコリ人気が伝統酒
にも波及したというわけだ。
業界は、マッコリをはじめとする伝統酒人気の理由を、上品な包装、有機栽培米の利用、殺菌処理しない
生酒の導入のためとみている。
マッコリメーカーの麹淳堂は、「高麗時代の高級濁り酒である梨花酒を復元した」とし、『梨花酒贈り物
セット』を発売した。高級白磁製のマッコリ容器とお椀の入ったセットだ。ロッテ酒類は清酒の代名詞に
挙げられる「白花寿福」を発売すると同時に、1リットル入りを新しくお披露目した。従来の700ミリリットル
は少し小さく、1.8リットルは大きすぎるという消費者の意見を取り入れたものだ。ロッテ酒類の関係者は
「以前、若者の間で起こった清酒ブームが、マッコリをはじめとする伝統酒に移っている」と話した。
崔宝允(チェ・ボユン)記者
朝鮮日報 2010/02/08
URLリンク(www.chosunonline.com)
写真
URLリンク(file.chosunonline.com)