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2010年2月4日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「日本人の『劣等感』
VS中国人の『傲慢』」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。
学校から帰って来た息子が、「僕の短所を教えて」と助けを求めてきた。先生に学年の総まとめとして
「自分の短所」を書くように言われたのだが、息子ともう1人の中国人・張(ジャン)君だけが書けなかった
らしい。「長所ならいくらでも書けるけど」と頭を抱える息子の頼みで、仕方なくいくつか挙げた。
だが、私はどうしても納得いかなかった。先生はなぜ長所ではなく短所を書かせるのか?ちょうどその晩、
大学の山崎教授とお酒を飲む約束をしていたので、早速教えを乞うた。以下は山崎教授の答え。「これこそ
が日本人の本質である『劣等感』だ。何かをした後、すぐに『反省会』を開くのが日本人の習慣。反省しな
ければ、成功や進歩は望めないと考えるからだ」。なるほど、孔子の教えにも「吾日に吾が身を三省す」と
いう言葉がある。
山崎教授によると、日本人は小さい頃から自分の至らない点を挙げ、長所はなるべく言わないよう訓練され
ている。欠点や短所こそが、和を乱す障害物だと考えられているからだ。日本人の謙虚さもこうした所から
来ている。大和民族が世界の列強に名を連ねるようになったのは、このような精神があったからだろう。
「劣等感」は日本人の国民性だと言って良い。
次に山崎教授は、中国人について「自己反省の精神が著しく欠けている。中華民族こそが世界で最も偉大だ
と思っている」と分析、そして「中国人のこうした傲慢不遜な考えは、どれだけの国から反感を買っただろ
うか?」と指摘した。山崎教授の言葉は非常に耳触りで、反中意識すら感じられた。しかし、これこそが
「良薬は口に苦し」だ。我々中国人はここから何かを汲み取るべきだろう。
(翻訳・編集/NN)
●孔健(こう・けん)
孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業し、85年に来日。
96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の
機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書
多数。
レコードチャイナ 2010/02/05
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
写真は昨年12月、浙江省寧波市の海曙実験学校。成績優秀な生徒を顔写真入りで張り出した
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