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冷凍食品続く落ち込み 中国製ギョーザ事件から2年
中国製冷凍ギョーザを食べた高砂市と千葉県の3家族10人が中毒を起こした事件が
発覚してから、30日で丸2年を迎えた。今も病院に通うなど被害者が受けた体や心のダメージは
癒えていない。一方、食品メーカーやスーパーなどは消費者の信頼を取り戻そうと、
冷凍食品の安全性をアピールしているが、事件の真相解明が難航していることも影響、
売り上げが落ち込んだままの店もある。(宮本万里子、西井由比子)
兵庫県内のあるスーパーは、2008年1月の事件発覚後に冷凍食品の売り上げが3割落ち込んだ。
客足は戻りつつあるが、09年の売り上げは事件前の水準に達していない。
別のスーパーは事件で14%落ち込んだまま、09年もほとんど回復していないという。
「中国産への抵抗感なのか、冷凍食品そのものの需要が減っているのか-。
いずれにしても事件の影響は今も続いている」。県内のスーパー関係者はそう話す。
一方、事件直後に中国産の冷凍食品を撤去した関西スーパーマーケット(伊丹市)では、
冷凍食品の売上高は9%減と他社より小幅にとどまった。冷凍食品の品ぞろえを国産に絞ったほか、
昨年は半額の特売も始めた結果、事件前を上回る水準に戻った。
広報担当者は「安心安全をアピールし、不況に対応して価格を見直した点が支持されたのではないか」と分析している。
【高砂市内の被害者家族 今も通院「早く忘れたい」】
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、被害に遭った高砂市内の自営業の男性(53)と妻(49)、
次男(20)の3人は、今も検査のため定期的に通院を続けている。神戸新聞社の取材に
「(事件については)あまり考えたくない。早く忘れたい」と言葉少なに語った。
3人は冷凍ギョーザを食べた後、激しいけいれんや吐き気に襲われ、高砂市民病院に入院した。
次男は一時、意識がもうろうとする重篤な状態に陥った。
3人の中で最も長い17日間入院した男性は、退院後もしばらく手などにしびれが残った。
3人とも、日常生活は普通に送ることができるようになったが、血液などの検査でまだ通院が必要という。
事件について、男性と妻は「思い出したくないので、語りたくない」と話し、
「一日も早く(事件前のような)平穏な生活に戻りたい」と口をそろえた。
【中国製ギョーザ中毒事件】 2007年12月から08年1月にかけ、中国河北省石家荘市の
天洋食品が製造した冷凍ギョーザを食べた兵庫と千葉両県の3家族計10人が中毒になった事件。
9人が入院、うち女児は一時意識不明の重体になった。商品からは有機リン系殺虫剤メタミドホスが
検出され、中国でも被害者4人が出た。故意の混入が疑われ、中国当局は元従業員数人を拘束したが、
容疑を否認し真相解明は難航。日中両国は昨年10月、食の安全を協議する枠組み設置で合意した。
神戸新聞 (2010/01/31 11:03)
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