10/01/29 20:00:10
◆アフリカの中国企業、劣悪な労働環境を批判されるも「理解できない」
アフリカの人権協会がこのほど、アフリカに進出している中国の
中鉄股フェン有限公司に対し、当地の労働者たちは最低限の権利すら保証されず、
劣悪な条件で労働に従事させられているとする調査結果を発表した。
これに対し、中鉄股フェン有限公司は否定の声明を発表した。
29日、環球網が伝えた。
人権協会の調査によると、中鉄股フェン有限公司は労働者との労働契約を結ばず、
労働者を規定の時間を超えて働かせたほか、支払われた報酬も当地の平均水準よりも
低いものだった。さらに、任意での解雇や基本的な労働保険もなかったという。
中鉄股フェン有限公司は人権協会の調査報告に対して「正しくない」と反論、
調査報告で指摘されたことは中鉄股フェン有限公司とは無関係だとしたほか、
駐コンゴ中国大使は人権協会の報告に対し、
「なぜ中国企業ばかりが批判されるのか理解できない」と語り、
他国の企業にまで調査範囲を拡大すべきだと語った。
記事では、中国はコンゴで道路や鉄道、ダムなどのインフラ建設に対して莫大な貢献を
行ってきたが、それでも人権組織の報告も認めなければいけない点はあるとした。
このニュースに対し、中国ネット上では「中国企業の労働者に対する劣悪な待遇は
中国国内でも同様だ」、「中国国内の労働者のほうがより劣悪な環境で働いている」
といったコメントのほか、外国に行ってまで恥さらしなことをするなといった批判の声も
寄せられている。
写真:URLリンク(news.searchina.ne.jp)
サーチナ 2010/01/29(金) 17:07
URLリンク(news.searchina.ne.jp)