10/01/24 10:58:38
<オーストラリア今月末韓国語'没入教育'開始>
公立キャムシー小学校、幼稚園・小学校生対象
(シドニー=聯合ニュース)イ・ギョンウク特派員=オーストラリアでは初めて来る28日から幼稚園生と
小学校生を対象に教科目を韓国語だけで教えるいわゆる「韓国語没入教育」が始まる。
22日、ニューサウスウェールズ州教育部によればシドニー市内の韓国人密集居住地域の中の一
つである西部キャムシー(Campsie)の公立キャムシー小学校は今回の学期から幼稚園生と小学校
1年生を対象に韓国語没入教育を施行する。
オーストラリアの中・高校で第2外国語として韓国語の授業が進められていて一部地域の社会団体
が主管する生涯教育過程に韓国語の講義がたまにあるが、公立小学校の正規過程で韓国語で教
科目授業を進行するのは今回が初めてだ。
学校側は韓国語没入教育の受講を申請した幼稚園生19人と(小学)1年生10人を対象に英語と数
学を除いたすべての教科目授業を一日最小90分以上韓国語で進める。
韓国語没入教育を申請した学生の中で30%程度は韓国僑胞(海外在住韓国人)2世の子供たちで
あり、残りは韓国語を母国語としない学生たちだ。
学校側は韓国語教育のみならず韓国の科学者の話や韓国文化の紹介、韓国の伝統折り紙など
の授業を韓国語で進めて韓国語と韓国文化を幅広く紹介するという方針だ。
キャムシー小学校は韓国語没入教育の序盤には会話と聞き取り中心に授業を進めて子供たちが
適応力を高めていけば順次読み取りおよび書き分野へ授業の領域を拡大していく計画だ。
特に韓国の小学校と姉妹提携締結を通じて随時画像授業を進める一方、韓国へ修学旅行に行く
方案も推進することにした。
学校側はシドニーのニューサウスウェールズ大で韓国学を勉強する学部生らが単位履修として
韓国語没入教育の授業を助ける予定なのでグループ別教育も可能だと話した。
キャムシー小学校がこのように韓国語没入教育を初めて施行することになったことはオーストラリ
アが21世紀アジア、太平洋時代に能動的に対処しようとするなら域内の主要国家の言語を幼い時
から習得するようにするのが望ましいというニューサウスウェールズ州政府の判断に従ったものだ。
州政府はこういう判断を土台に韓国語をはじめとして日本語、中国語、インドネシア語など4種類の
言語で小学校の時から没入教育をさせることに決めた。
韓国語没入教育を担当するユ・ウニョン教師は「韓国語没入教育を申請した父兄らは幼い年齢に
2種類の言語を習うことになれば混沌が生じないだろうかと憂慮もする雰囲気だったが、早期に二
重言語教育を受けた子供たちの競争力が相対的に高いという研究結果に接して喜んで登録を終え
た」と話した。
彼は「父兄らが公立学校教育を通じて子供が二重言語駆使者になることができると考えると非常
にうれしいという反応も見えた」と紹介した。
一方州政府は外国語没入教育プログラムに今年から4年間225万オーストラリアドル(240億ウォン
相当)を投入することにした。
また成果を見て小学校全学年を対象に外国語没入教育を拡大する計画だ。
州政府は「アジアがオーストラリアの未来に大変重要な位置を占める」としながら「アジア圏の言語
で没入教育を実施するということによってアジア地域に対する理解の幅をより一層広げることができ
ると期待する」と話した。
ソース:聯合ニュース(韓国語) 2010/01/22 08:03 送稿
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