10/01/24 09:57:59 gRUlIz8U
新井明博君とは幼稚園の時に知り合い、小学、中学、高校、大学までもが同じ学校
という大の親友だ。大学に入ってからは、アパートをシェアして共同生活をしている。
また大学の政治系サークルに所属し、日本の将来や国際関係を深夜まで飲み明かしながら
熱く議論することもしばしばである。
去年二十歳になった僕らは、腐敗した自民党政権に鉄槌を下すべく、衆議院選挙投票日に
喜び勇んで出掛けようとしたのだが、新井君はなぜか行きたがらない。
「どうした新井?今日は自民党の死刑執行日だぞ、早く投票所行こうぜ」
「ん、ん、俺には選挙権がないんだ」
「選挙権ないってどういうことだ?俺より誕生日が半年も早いお前が選挙権ない訳ないやん」
「あのな、俺実は在日なんよ」
続く