10/01/19 12:29:16 icAZnBvz
>>534
マイクロソフトの家庭用ゲーム機Xbox360に故障が多発した問題の原因は
グラフィックス関連のASICの設計不良にあったという証言が米カリフォルニア州
アナハイムで開催された「Design Automation Conference」の席上で飛び出し、
業界関係者の話題を集めている。
この証言を行ったのは米市場調査会社、ガートナーグループのリサーチ・バイス・
プレジデントを務めるブライアン・ルイス氏。
ルイス氏によるとXbox360は開発予算を抑えるために、通常であればASICベンダーに
発注する部分をマイクロソフトが独自で設計し、それを直接、大手ファウンドリ・メーカー
の台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)で生産させる
ことを実施。しかし、マイクロソフトが設計したASICには設計上の不良があり、後に
「レッドリング・オブ・デス」という問題を引き起こす直接の原因となったため、改めて
Xbox360のグラフィック・プロセッサーを開発したATIテクノロジーに設計のし直しを
依頼したとしている。
ルイス氏は詳細は言及しなかったが、問題の原因となったのはASICは
グラフィック・メモリー・サブシステムのASICではないかとみられている。
ルイス氏によると既存のASICベンダーを使わず、マイクロソフトが独自にASCIの
設計まで行ったことによりXbox360は数1000万ドル(10億円)の開発費用の削減を
可能としたとしている。
Xbox360部門のトップを務めるロビー・バック氏は2007年7月に行われた
カンファレンスの席上で、Xbox360の故障多発の原因は外部ベンダーに起因するもの
ではなく「マイクロソフトが担当した設計上の問題(Microsoft-initiated design)」に
起因するとの発言を行っており、今回のルイス氏の発言はバック氏の発言内容とも合致する
こととなる。
ルイス氏は「始めから(ATIテクノロジーのような)ASICベンダーに全ての設計を依頼
していれば、より発熱が少なく、より消費電力の少ない製品ができていただろう」とも
述べている。
数1000万ドル(10億円)の開発費用の削減と引き換えにマイクロソフトはXbox360の
保証期間を延長することにより10億ドル(約1000億円)超の損失を出していた。
ソースは
URLリンク(www.technobahn.com)