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記事入力 : 2010/01/18 10:17:08
増大する家計債務、韓国経済のアキレスけんに
家計負債と企業の資金難が韓国経済を脅かす「アキレスけん」となりつつある。
外国人投資家も韓国経済の最も深刻な弱点だと分析している。
世帯収入に占める負債比率は過去最高を記録し、韓国の上場企業の3分の1以上は
営業利益で利払いができない深刻な資金難に陥っていることが17日までに分かった。
韓国銀行によると、昨年9月末現在でさまざまなローンやクレジットカード債務など
韓国の家庭が背負っている債務(家計債務)は712兆7971億ウォン(約57兆6700億円)に達した。
2008年9月時点の676兆321億ウォン(約54兆7000億円)に比べ5.4%増えた。
一方、家庭の可処分所得は昨年9月末現在で1043兆1988億ウォン(約84兆4000億円)で、
08年9月の1027兆5897億ウォン(約83兆1400億円)に比べ1.5%増えたにとどまった。
この結果、可処分所得に占める家計債務の比率は昨年9月現在で68.3%となり、
08年9月の65.8%より2.5%ポイント上昇し、再び過去最高を更新した。
一部の大手輸出企業を除く多くの企業も困難に直面している。
LG経済研究院のイ・ハンドゥク研究委員は同日、「信用リスクが高い企業は依然として多い」
とするリポートで、韓国の上場企業1500社のうち昨年9月末現在で、
インタレスト・カバレッジ・レシオが1を下回る企業が34.9%に達したと分析した。
インタレスト・カバレッジ・レシオとは、営業利益と受取利息、配当金の合計を
支払利息で割ったもので、企業の金利負担能力をみる指標。
数値が1を下回ると営業利益で金融コストも負担できないことを意味する。
今回のリポートでは上場企業1500社のうち22%が再建可能性が低いハイリスクの企業と分類された。
上場企業の5社に1社が資金難で破綻の危機にさらされていることになる。
こうした企業は、08年秋に発生した金融危機以降、韓国政府が中小企業向け融資の満期を
一律延長し、保証枠を拡大する緊急措置で持ちこたえてきた。
韓国政府は再建可能性が低い企業の再編を段階的に進める構えだ。
こうした経済指標は、今年の韓国経済が決して楽観できるものではないことを予告している。
韓銀関係者は「家計負債比率が上昇すれば、6-9カ月後に家庭向け融資の貸倒比率も高まる。
今年上期に家庭向け融資の焦げ付きが増え、回復期にある韓国経済の足を引っ張ることもあり得る」
と指摘した。イ研究委員は「企業の財務構造と収益構造を同時に改善する方向で、危機状況に即した
構造調整を進めなければならない」と訴えた。
チョン・チョルファン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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