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記事入力 : 2010/01/16 10:02:49
日本の権力中枢を監視する「7人のサムライ」(上)
国民が信頼する機関10年連続第1位「東京地検特捜部」
URLリンク(file.chosunonline.com)
「わいろによって政治が左右されてはならない。政治腐敗事件の摘発に集中する」。
東京地検特捜部の佐久間達哉部長(51)が2008年7月17日、特捜部長就任の記者会見で述べた言葉だ。
現在、その言葉通りになっている。
「生きた最高権力」こと民主党の小沢一郎幹事長を昨年5月に同党代表の座から引き下ろしたが、
今回は政治生命まで脅かしている。
特捜部はすでに、小沢幹事長の選挙区である岩手県のダム建設工事をめぐって下請企業が04年、
小沢幹事長の秘書だった石川知裕氏(現・衆議院議員)に2回に分けて計1億円を渡したという供述を得ている。
今月13日、石川氏の議員会館事務所など5カ所に対する強制捜索を実施したのも、その物証を探すためだ。
もし物証が見つかれば、小沢幹事長の政治生命が終わる可能性が高い。
しかし、小沢幹事長が直接関与したという物証を見つけられなければ、石川議員を起訴する線で身を引くしかない。
東京地検と小沢幹事長の一番勝負というわけだ。
日本の権力中枢を監視する「7人のサムライ」(下)
国民が信頼する機関10年連続第1位「東京地検特捜部」
URLリンク(file.chosunonline.com)
(左から)樋渡利秋検事総長、佐久間達哉特捜部長
特捜部は先月、鳩山由紀夫首相も退陣し得る状況まで追い詰めた。政治献金の偽装記載問題から着手し、結局、
鳩山首相が母親から毎月1500万円ずつ、計10億円以上の金を受け取ってきたという事実を明らかにした。
鳩山首相は辞任まではいかなかったが、直ちに5億円を超える贈与税を支払わなければならなくなった。
東京地検特捜部は70年代以降、その時代の最高権力者の腐敗を捕え、国民的信頼を積み上げてきた。
76年にはロッキード事件の捜査で田中角栄首相(当時)を、89年にはリクルート事件の捜査で竹下登首相(当時)を
辞任させるに至った。93年には与党の大物、金丸信自民党副総裁を逮捕した。
特捜部は検事40人と検察事務官90人からなる。47年に組織が作られた後、一般の刑事事件ではなく、社会的影響が強い
大型腐敗事件や経済事件だけを担当してきた。
韓国の大検察庁中央捜査部と似ているが、信頼度では比較にならない。
東京地検特捜部は、日本国民が最も信頼する機関第1位に10年連続で選ばれている。
昨年5月、小沢民主党代表を捜査する際、民主党が野党だったにもかかわらず、「標的捜査」とは言われなかった。
東京地検による捜査だったからだ。
東京地検特捜部は検察内の最高人材を集めた場所であり、出世コースにも通じている。現在の佐久間部長も
東京大法学部出身で、特捜部勤務はこれまでで計4回になる。
副部長時代には福島県知事を収賄容疑で逮捕したほか、山一証券粉飾会計事件を引き受けた。
日本メディアは佐久間部長を含め、今回の事件の捜査に当たる幹部7人を、「首相を潰した7人の検事」と呼び始めた。
今回の事件を総指揮している樋渡利秋検事総長も、特捜部検事時代の88年にリクルート事件を暴いた華麗な経歴がある。
樋渡総長がだいぶ前から特捜部長に挙げていた人物が佐久間検事だった。
日本国民が今回の小沢幹事長の捜査を注視するもう一つの理由だ。
東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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