【朝日新聞・社説】韓国併合100年―アジアのための日韓築け 日韓はとても話しやすい間柄ではないか[01/10]at NEWS4PLUS
【朝日新聞・社説】韓国併合100年―アジアのための日韓築け 日韓はとても話しやすい間柄ではないか[01/10] - 暇つぶし2ch2:はるさめ前線φ ★
10/01/10 07:40:10
>>1の続き)
 鳩山首相は、日本が行った植民地支配とアジア侵略の歴史を直視し、それを踏まえ、
いまや大変化をとげるアジアの中で、日本が平和と繁栄に貢献する構想を語ってほしい。

 98年、当時の小渕恵三首相と金大中大統領は共同宣言で、歴史を見据えたうえでの
未来志向の関係構築をうたい上げ、それまでの日韓関係を一段高い舞台に上げた。
新たな宣言は、それをさらに引き上げるものにしよう。

 「東アジア共同体」の構想はまだ現実感が乏しい。だが、未来に向けて地域の連帯をどういう形で
深めていけるか。中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)、そして米国はどうかかわっていくのが
いいか。日韓はとても話しやすい間柄ではないか。

 日韓の経済連携協定(EPA)の早期妥結をめざすべきだ。日本には歴史的な経緯から
在日韓国・朝鮮人が多く住んでいる。永住外国人に地方選挙権を与える改革にも取り組みたい。

■複眼で考える大切さ

 鳩山政権は、戦時徴用されて日本企業で働きながら賃金をもらえなかった韓国人の資料を
韓国政府に渡し、徴用被害者対策に協力する方針だ。一つ一つは目立たない方策でも、
こうしたことを着実に積み重ねていけば、わだかまりを解くことにつながる。

 私たち国民の間で考えるべきことも少なくない。

 日韓ともに、互いに学び合う姿勢が大切だ。意見は一致しなくても、違いの背景や相手の立場を知る。
単眼でなく複眼で見て、冷静に対応していく努力が必要だろう。

 ことに歴史問題で、韓国は何かあると一枚岩のように反日に傾くきらいがあった。
だが変化も見えている。

 冒頭に紹介したミュージカル「英雄」は、初代の韓国統監を務めた伊藤博文を単に朝鮮収奪を
導いた悪者とはとらえていない。当時の日本が置かれた国際的な立場にも思いをめぐらし、
彼の苦悩も描こうとした。

 演出した尹浩鎮さん(61)は「安重根も伊藤も、ともに祖国にとっては英雄であり、
それぞれ東洋平和を思い描いていた。伊藤を侵略の元凶とだけ見ては全体はわからない」と語る。

 20年、30年前の韓国ではそんな描き方はできなかっただろうとも言う。

 韓国の経済発展と社会の成熟に伴う自信の表れでもあろう。ものごとを相対化して多様に見る。
そんな姿勢を日本と韓国の両側で、もっと育てたい。

 さて、目の前には北朝鮮がある。日本にとっては、歴史の清算を済ませなければならない相手だ。
しかし、その交渉に入るどころか、核保有宣言やミサイル実験で脅しを続ける。
日本人拉致問題解決の前進に応じる姿勢も見せない。
北朝鮮を通じた核の拡散は世界を脅かしかねない。

 北朝鮮は韓国にとっては将来の統一の相手だが、南北関係も一進一退を続けている。
生き残りをかける北朝鮮の体制はどう変わっていくのだろうか。

 いたずらに悲観しても楽観しても意味はない。6者協議の枠組みを生かしつつ、
米中両国の外交の影響力をどう生かせるか。ここでもまた日韓両国の連携が極めて重要になる。

 複雑な歴史をたどりながら、今なお世界の震源の一つである朝鮮半島の安定に役割を果たすのは、
日本自身のためでもある。


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