10/01/09 12:09:20
▼1月8日夜から9日未明にかけて、平沢勝栄代議士の公式HPに、以下のような「緊急コメント」がアップ
されました。
「1月6日の関西テレビ『スーパーニュースアンカー』で、独立総合研究所代表の青山繁晴氏が、”北朝鮮の
拉致問題絡みの話で山崎拓氏と平沢が昨年12月に小沢一郎氏と極秘会談をもった”とコメントしていました。
しかし、私に関しては全くの事実無根で極めて心外です。
直ちに、青山氏に抗議及び訂正文を申し入れたところ1月13日(水)の放送で当然のことながら訂正する旨の
確約を得ました。 平沢 勝栄」
これは事実に反します。
そこで直ちに、1月9日未明2時に、平沢さんの公式HPにある「ご意見・問い合わせ」フォームによって、平沢さんに以下のメールを送りました。
「平沢さん、簡潔に申します。わたしは平沢さんから電話を受けたとき、『水曜日の放送で、事実ではない
とする平沢さんの言い分を述べる。紹介する』と申しましたが、『訂正する』とは、ただの一言も申して
いません。
実際に放送では、平沢さんの言い分を確実に紹介しますが、訂正ではありません。記述は正確にお願いします。
HPの記述を、まさしく訂正していただきたく思います。 1月9日未明2時」
▼事実関係を正確に、フェアに記しておきます。
平沢代議士からは、1月7日木曜の夕刻に、電話があり「小沢さんとは最近、会っていない。初当選から
10年目ぐらいに、人の紹介でメシを食べたことがあるぐらいで、付き合いはない。山拓さんと小沢さんが
拉致をめぐって、どうしているのかは知らない。何かの動きをしているのかもしれないし、そりゃ、いろ
いろあるのかもしれないが、私は関与していない。放送の後、国賊だと非難するメールなどが来て、極めて
迷惑している。心外だ。何で国賊なのかな。拉致に触るのがいけないと、いうのかな。しかし拉致問題は解
決しなきゃいけない。拉致でいろいろ動きがあるようなのは事実だが、実際に成果の出る可能性があるのは、
あなたの放送でやっていたような小沢さんたちのルートではなく、ある大手メディアを通じたルートだ。今、
それが動いているんだ」という話がありました。
わたしが「その大手メディアとはどこですか」と聞くと、「それは言えない」ということでした。
「朝日新聞ですか」と聞くと、「違う。どこかは言えないが、金正日と直接に繋がるルートだ。だから充分に
(解決の)可能性がある」との答えでした。
わたしがさらに「金正日総書記と繋がるルートということは、平壌に(日本のメディアとしては)唯一、支局
を置いている共同通信ではないですか」と聞くと、「言えない」という答えでした。
わたしは、これらの平沢さんの話について、小沢さんと会っていないと否定されていることを含めて、「
来週水曜日の放送で、述べましょう」と話しました。
訂正ではありません。
放送などの発信で取りあげた当事者から、反論があった場合は、できるだけきちんと紹介すべきだという、
発信者におのずから存在するルールとマナーに従うために、平沢さんの「迷惑である」という抗議、「事実では
ない」という反論、「(平沢さんの解釈・定義による解決の)可能性があるのは大手メディアによるルートで
あり、小沢さんたちのルートではないと思う」という説・言い分を紹介するのです。
平沢さんから否定の電話があったことは、複数の情報当局者に直ちに伝えましたが、情報当局者たちの見解
は変わりませんでした。
こうした場合、「会った、会わない」は水掛け論にもなりかねませんから、双方の見解をそのまま紹介し、
平沢さんについては、事実ではないという反論だけではなく抗議もあったことをフェアに述べねばなりません。
>> 2へ続きます
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ(青山繁晴個人HP) 2010/01/09
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