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- 【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ビビンバ・テロ? -
金泳三大統領時代(1993~98年)に彼の反日外交を批判し「唐突だ」と書いたところ、
当局から呼び出され「国家元首に失礼だ!」と抗議されたことがある。「唐突」がイカンと
いうのだ。はて?
韓国語で「唐突」は「身のほど知らずで生意気」といった感じで、相手をバカにする言葉
だというのだ。しかし日本語では「突然」とか「急に」の意味に使う。日本の新聞記事だから
非難されるいわれはないので抗議は拒否した。
先にこのコラムで韓国が「韓国料理の世界化」といって官民挙げて「ビビンバ」を海外PR
している話を紹介した。その際、ビビンバは彩り美しく出てくるが、食べるときはぐちゃぐちゃ
にかき混ぜて食べるので外国人は“羊頭狗肉”と感じるかもしれないよ、とユーモラス(?)
に書いたところ大騒ぎになっている。
「韓国の食文化をバカにしている」「クロダ記者がまた妄言」と非難が殺到。「殺してやる」
「住所はどこだ」など脅迫電話もあり地元警察は「警護しましょうか」という。批判的インタ
ビューも相次ぎ「世界化というから外国人の見方を紹介したまで」といってもなかなか納得
しない。
とくに「羊頭狗肉」が気に食わないという。韓国では詐欺的にかなりひどい悪口だという
のだ。しかし日本では、見た目と実際が違うという意味で気軽によく使い、そんな深刻な
言葉ではない。「ぼく自身はビビンバは好きですよ」と、このところせっせと食べてみている。
(黒田勝弘)
ソース : 産経 2010.1.9 02:22
URLリンク(sankei.jp.msn.com)