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小沢幹事長の私邸に金忠顕先生の書道作品
「桜花春日太平国、江戸明朝第一郎」。
日本民主党政権の最高の実力者、小沢一郎幹事長が所蔵している書道作品に書かれた文字だ。
新年の初日、東京世田谷区の自宅で開いた新年会で、小沢幹事長はこの作品の額縁が飾られた部屋で民主党議員から
新年のあいさつを受けた。
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この日の新年会には歴代最多となる166人の国会議員が集まり、座る場所がないため1・2部に分けて行われた。
この日、小沢幹事長の後ろに飾られていた書道作品の文字が話題になっている。
この文字は韓国の書道家、一中・金忠顕(キム・チュンヒョン、1921-2006)先生の作品であることが
明らかになった。一中の全盛期だった1989年の作品で、隷書体に行書を加えた一中独特の芸術魂が生きた逸品だ。
小沢幹事長はこの作品を双竜(サンヨン)グループのオーナーだった金錫元(キム・ソクウォン)元議員から
贈り物として受けた。
金元議員が韓日議員連盟の会員だった当時、小沢氏が書道にも造詣が深いという話を聞き、一中に依頼して
この作品を準備したという。
この時から小沢幹事長はこの作品の自宅の居間に飾ってきた。
おもしろいのは、この作品が日本政局の現在の姿を表している点だ。
文字は「桜の花が満開の春の日の太平な国、江戸の新しい朝の最初の士」という意味だ。江戸は東京を意味する。
しかしこの漢詩は「太平な日本の春の日に桜の花が咲く頃、東京に新政権が発足すれば最初に行く人」という意味にも
解釈される。
漢詩で明朝は明日の朝のほかにも新政府を、一郎は長男または最初の男という意味で、最高権力者になるという意味とも
解釈されるからだ。
作品を受けた当時、小沢幹事長は47歳の年齢で自民党の幹事長を務め、権力を握っていた。
海部俊樹首相が退いた後に首相に就任する可能性もあったが、まだ若いという理由で水面下で力を発揮する道を選択した。
その後、小沢氏は自民党を離党するなど困難を経験してきた。しかし昨年の民主党執権で新しい政権が誕生し、
小沢氏は名実ともに最高の権力者になった。
この作品を書いた一中は、弟の如初・金応顕(キム・ウンヒョン)先生とともに韓国書道界の軸を形成してきた人物。
兄弟の作品は今でもあちこちに残っている。一中の作品は順天(スンチョン)の松広(ソングァン)寺大雄殿、
完州(ワンジュ)松広寺一柱門、俗離山(ソクリサン)法住(ポプジュ)寺などに残っている。
如初の作品は慶尚北道金泉(キョンサンブクド・キムチョン)直指(チクジ)寺、ソウル吉祥(キサン)寺などにある。
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