10/01/01 20:05:40
「日本が他人の国を合わせようと叫び、半死の蛇(韓国)を飲み込んで五臓で毒を吐けば(日本の)
腹が破裂するだろう。」
100年前、大韓毎日新報にこういう毒舌調の記事が載った。強制併合が秒読みに入った亡国の前
夜、1909年も終わる12月29日付新聞だった。国が滅びて、日帝弾圧が本格化した中でも頭を真
っすぐにたてて毒舌を浴びせることができる気概は驚くべきことだ。
庚戌国恥を控えた100年前の今日、大韓帝国の新年は陰鬱だった。しかし当時の新聞を読んで
意外な事実を知ることになった。力と武力では仕方なかった亡国の流れの中でも民族魂だけはご
うごう燃え上がっていたのだ。
「日本が二回の大きな戦争をして強国の名称は得たが外面上だけだ。韓国は4000年余りの歴史
がある世界的に有名な古い国で、愛国の志士が遍満しているのに、どうして日本に合併されると
甘く考えるのか。」
民族主義新聞大韓毎日新報の1909年送年号(12月30日付)は日帝を峻厳に叱った。気がくじけ
るどころか、民族的自負心を精一杯表わして、文化的に日本より一枚上という優越感まで隠さない。
100年前、先代の民族精神は私たちが教科書で習った以上に強烈だった。新聞を読み続けるほ
ど頭を真っ直ぐに立て、魂と精神で抵抗した先代が涙が出る程ありがたい。私は歴史を知らない
若い世代に大韓毎日新報を読ませる運動を広げるべきだと思う。
「韓国は常に日本の先進だったし、韓国文明が日本に比べて上等であったのに、近ごろ西洋文明
を輸入して実力を向上したから、一時遅れをとったためにこのように天壌之判(訳注:天地の判断
のこと。天命)になったが、伝来する過去の文明はむしろ日本を覆い…。」"
このように続く12月28日付社説は今の目で見ても真に名文だ。
「君(日本)がいくら欲を満たそうと思っても韓国は断じて亡びないだろう。一時武力で韓国を合併し
ても、韓国人民は決して日本の奴隷になることに甘んじないだろう。ああ、日本人たちよ、こんなこ
とも分からずに、野放図に総督府をたてると自慢するのか。」
強制併合が目前に近づいたが、抵抗はより一層加熱するように広がっていた。新聞には義兵が
各地で起きて日本軍と戦闘を行ったが、義兵長が処刑されたというニュースがほとんど毎日のよ
うに登場している。
この年の年末(12月22日)には二十三才青年イ・ジェミョンが総理大臣、李完用(イ・ワンヨン)を急
襲する事件もあった。同紙は李完用を「ロシアに付き日本に付くコウモリ」(12月24日)と描写し、
「清国新聞は李完用が斬りつけられたことをさわやかに思っているようだ」(12月29日)と痛快さを
隠さなかった。
李完用襲撃は売国陣営をかなり恐れさせたようだ。12月25日付新聞は度支部大臣、高永喜(コ・
ヨンヒ)が「非常に恐れて親戚と親しい友人の他には面会せず、居間にいて厳密に取り締まるらし
い」と伝えた。売国団体一進会が忘年会の時、日本憲兵数十人のものものしい保護を求めたとい
う記事には「保護も多い」と皮肉る題名まで付けた。
100年前、先代らは私たちが考える以上に堂々としていたし実直だった。庚戌国辱100周年をむ
かえた新年初日、私たちは国を失った恥辱だけに震える必要はないようだ。私たちが日帝の民族
抹殺を勝ち抜いて、日本の顎の下まで追撃できた誇らしい解答が100年前の新聞に含まれていた。
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▲パク・ジョンフン社会政策部長
ソース:朝鮮日報(韓国語) [太平路]100年前新聞に記録された'誇らしい歴史'
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