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第1回中国国際アニメ著作権保護・取引フェア/アニメ産業トップフォーラム」が30日に東莞
コンベンションセンターで開かれ、「アニメ産業発展への著作権取引モデルの影響」をテーマに、
中日両国のアニメ専門家7人が踏み込んだ議論を行った。「中国新聞網」が伝えた。
NHKエンタープライズの斉藤健治氏は「日本アニメの現状とNHKエンタープライズの役割」と
題する講演で、日本のアニメ産業の現状と成功のノウハウを詳しく紹介した。
中国国際著作権取引センターの殷秩松総経理は、中国の著作権市場の現状と、著作権公開
取引市場の整備が中国アニメ産業に与える影響を分析。「アニメ著作権ビジネスの発展を
促す著作権公開取引市場の整備」と題する講演で、「中国の著作権産業全体から見ると▽
著作権取引市場はまだ整備されておらず、権威・効果ある業界規範を欠いている▽仲介
機関は弱小で、活動の余地は限られ、市場は活力不足で、市場化の水準は低い▽取引ルート
はスムーズでなく、投融資ルートは乏しく、取引・投融資情報を共有するシステムを欠き、
垣根を越えた開発能力の不足をもたらしている▽海賊版・著作権侵害が安上がりにできる
一方、企業が権利を守るにはコストがかかりすぎ、海賊版・著作権侵害が深刻??などの問題
がある。こうした著作権産業全体の問題が、アニメ産業の発展に悪影響をもたらしている」
と指摘した。
アニメ産業の発展を支援するため、中国国際著作権取引センターは、以下の発展戦略を
定めている。
(1)アニメ制作委員会制度を普及させ、アニメ著作権の投融資・開発モデルを改善する
(2)アニメ著作権基金を設立し、優れたオリジナルアニメ作品を育成する
(3)アニメ著作権融資制度を設け、アニメ企業への融資ルートを拡充する
(4)アニメ著作権開発サービスの提携を整理統合し、垣根を越えた著作権開発を促す
(5)中国アニメ作品の著作権サービス窓口を連結し、全方位的なアニメビジネスサービスを提供する。
「人民網日本語版」2009年12月31日
チャイナネット 2009/12/31
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