09/12/28 19:28:57
【社説】原発輸出、技術と首脳外交の成果
アラブ首長国連邦（UAE）が発注した原子力発電所の建設事業者として、
韓国電力公社が主導する「韓国型原発コンソーシアム」が選ばれた。
韓国型原発の輸出に向け、UAEを訪問している李明博（イ・ミョンバク）大統領は27日、
ハリファ大統領との首脳会談で正式に契約を交わした。
韓国にとっては史上初の原発プラント輸出で、韓国に原発技術を伝授した
米国、フランス、日本との競争に勝利しての受注となった。世界に原発プラントを輸出する
能力を持つ国はこれまで、米国、フランス、カナダ、ロシア、日本の5カ国だけだった。
韓国は今回の受注により、世界で6番目の原発輸出国として名を連ねた。
原子力の基礎技術が全くない状態から、自立して輸出まで成し遂げたのは韓国が唯一だ。
援助を受けていた国から援助を与える国へと成長したのに続き、韓国がもう一つの新記録を
打ち立てたことになる。
受注額は400億ドル（約3兆6500億円）に達する。発電所施工など建設部分の受注額だけで
200億ドル（約1兆8300億円）に上り、30万トン級の超大型タンカー180隻を輸出するのと同規模の
大型受注だ。建設期間の10年間で、新規雇用創出効果は11万人が見込まれる。
また、原発の寿命である60年間にわたり、運転、機器交換など原発運営を担当することで、
200億ドルの受注額を追加で受け取る。
原子力発電は、核物理学、機械、電子などさまざまな工学分野にかかわる技術であり、
200万個を超える機器が誤差なく同時に作動しなければ、正常に運転できない先端技術の集大成だ。
他の製品とは異なり、安全性が最優先となる原発輸入においては、価格競争力ではなく、
技術レベルが最も評価される。原発輸出の成功は、外国が自国の安全を委ねるほど、
韓国のあらゆる技術が信頼されている証左でもある。
世界的に石油と石炭の価格が上昇し、二酸化炭素排出に対する規制も強化され、
原子力発電は第2の全盛期を迎えると予想されている。今後世界各国に新たに建設される原発は、
1000兆ウォン（約77兆円）を超える市場を創出する見通しだ。原発輸出では技術のみならず、
建設経験も重視される。韓国は今回の原発輸出で市場を攻略するための確固たる足場を築いたことになる。
（>>2以降に続く）
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2009/12/28 14:15:45
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※依頼ありました（依頼スレ123、>>52）
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