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☆★☆★2009年12月27日付
「竹島はどこの領土?」と問われて日本人なら「わが国の一部」と答えるだろう。だが、文部科学省が二〇一三年度から実施する
新学習指導要領にはその竹島という記述すら消えるという。韓国に配慮してのことらしいが、これでは最初から領有権を放棄したに
等しい
▼竹島が日本固有の領土という認識は疑うことなき事実として日本人の脳裏に刻み込まれてきた。だが、いつ頃からか韓国が「これは
『独島』であり、わが国の領土」だと主張しだし、〇五年に島根県議会が「竹島の日」条例を制定してからというもの、いっそう反発
を強めている。しかし譲歩してはならないのが領土問題だ▼日本政府は、竹島だけのみならず、北方領土や尖閣諸島についても、相手
のご機嫌を損じないよう、まるではれものにさわるようにしてきた。しかし尖閣を例にとれば、「これは後の世代に解決をまかせ棚上げ
しよう」という?トウ小平の提案を信じたばかりに、いまや中国側に実効支配されている形だ
▼たかが小島でもそこが起点となって領海や専管水域が決まる。その領有権を確定せぬことには将来に必ず禍根を残す。だからこそ相手
も必死になって声を上げているわけであり、絶対に一歩も退いてならないのは日本も同じだ。大体主張しないということは、相手の言い
分を認めたことになるのである
▼だが、日本政府の態度は「君子危うきに近寄らず」「さわらぬ神にたたりなし」「長いものには巻かれろ」と逃げ腰、及び腰、屁っぴり
腰のていたらく。事なかれ主義ここに極まれり。ああ情けなや。
東海新報コラム
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