09/12/24 07:34:22
今日は「ヨルボク(劣爆=劣等感爆発の略)」した話をちょっと書きます。
地域社会で開催した外国人のための小さなセミナーに遊びで参加した。各言語圏別に通訳も付け
てやはりスウェーデンらしくきちんと解説していくセミナーがおもしろくて有益だった。私は韓国語が
母国語だが「英語」グループに入っていた。実際、私たちのグループは英語を母国語とする人より
は「英語ができる」スウェーデン在住の少数言語グループだった。それで私たちのグループには
私(韓国人)、日本人、ポーランド人、フィリピン人などがおり、セルビア語、ルーマニア語、タイ語、
ベトナム語等にはそれぞれ通訳がついた。スウェーデンは韓国人が多くないので私が予め登録し
ていたにもかかわらず、当然、韓国語通訳は付かなかった。
私のヨルボクの発端はベトナム通訳が遅れたことで始まった。参加したベトナム女性は英語も、ス
ウェーデン語も全くできず、ベトナム語だけしか分からなかった。セミナーは始まったがベトナム通
訳が遅れると、その女性は内容を全く理解できずに腹を立て、誰も理解できないベトナム語で不
満をはき出した。私はこれと言った関心もなく、遠くに座っていたが、腹を立てたベトナム女性のそ
ばにいたルーマニア語通訳がスウェーデン語で言った。「あの女性、英語が全くできないの?あ、
韓国人か?ARE YOU KOREAN?」
Koreanという言葉が私の耳をとらえた。そして私のそばにいた英語グループの人々と目が合った。
私は笑って「韓国人はここにいるのに、なんであっちで探すの?」と受け流し、何人かの人が私に
笑いかけて受け流した。ところが、セミナーの間、ずっと考えれば考えるほど気分が悪かった。単
純に顔付きが似ていて韓国人と誤解したのもあるが、あたかも英語ができないから韓国人だと考
えた気がした。そうだ、もう少し正直に言えば英語問題もあったが、腹が立つと誰も聞き取れな
い母国語で騒ぐ「糞(トン)」マナーの女性を韓国人と誤解したことに対して気分が悪かった。
だが私はすぐに、「待って。もしかしたら私の韓国人としての自尊心が不足して感じた‘ヨルボク’
かもしれない。」と考えて思い直した。しかし、まもなく二番目のヨルボクがさく烈した。
英語グループの通訳はフランス人でスウェーデン語、英語、フランス語に通じていると言うが、私
が聞くところ彼女の英語は不十分だった。それでも一緒に座っている間、色々な話を交わしたし、
セミナーを終えて出る彼女に「非常に感謝します」と丁重に言った。同じグループの他のメンバー
(日本人、フィリピン人、ポーランド人)はあまり英語に自信が無く、彼女にお礼も言えずに(英語が
負担になって)席をはずした。
ところで出る支度をしていた私の視界に、私たちのフランス人通訳と日本人女性が入ってきた。セ
ミナーが終わった後、丁重に有り難うと挨拶した私に「私の英語が良くなくてごめんね」とだけ言っ
て急に離れた通訳は、挨拶もせずに離れた日本人女を呼び止めてすごい関心を見せた。「あなた、
日本人でしょう?」「ウン」「Sooooo Coool!あなたのボディ・ランゲージで日本人だって一目で分かっ
た。」「あ、そう?」「ウン。私、日本人の友達がいるの。日本食と文化が好き。」「そうなの。」日本人
女性はあまり関心がないようで、日本人特有の笑いを見せるだけだった。そして直ちにセミナー主
催者側に行って次から彼女が参加する時は日本人専門の担当通訳者が欲しいと要請した。
(中略 >>2-5あたりに続く)
なぜ我が国は我が国が持つ価値、経済力、文化水準よりさらに低い認知度しかないのかといや
になる。大くの人は急速な成長のためにきちんと知らせる時間がなかったと言うだろうが、そのよ
うに言い訳だけして、あるいはそれで低い認知度を慰めて、ずっと時間が過ぎ去ってしまえばso
cool!な日本でもない、巨大な中国でもない、そのあたりの国として残るかもしれない。
このヨルボクを誰が解かなければならないか、家に帰る間ずっと考えて一人で悩んだ。思いつい
た考えはただ一つ、結局これを解決できるのは自分だけということだ。おこがましいが、どこに行っ
ても私がさらに親切で、幸せで、楽しくて、何でも上手にして、マナーを持って行動すればそれだけ
「韓国」という国が肯定的に知られるからだ。すべき事、考えることがますます多くなった。
ソース:ハンギョレブログ(韓国語) [ブログ]韓国の認知度はどこまでか(抄訳)
URLリンク(www.hani.co.kr)