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▲ソウル中区南山公園に建設中の安重根義士記念館。2010年10月完工を目指す。/大宇建設提供
金額は違っても心は一つだった。「民族の英雄」を新たにむかえる記念館がちゃんと建てられるよ
う願う気持ちに老若男女の違いはなかった。
来年3月26日、安重根義士の殉国100周忌を控えて彼の愛国魂を称える新しい記念館建設に
対する国民の誠意が集まっている。安重根義士記念館建設委員会は21日「今まで5800人余り
が募金に参加して19億7000万ウォンが集まった。当初計画した国民寄付の目標値20億ウォン
に迫る」と明らかにした。建設委員会は目標額を越える寄付は展示コンテンツを収集して補強する
のに使う計画だ。
建設委員会はソウル、中区南山(ナムサン)公園にある現在の古い記念館に代わる記念館を今
年3月から建てている。現在の位置から南に20メートル程離れたところに作る新しい記念館は地
下2階~地上2階に延面積3799平方メートル(1148坪)規模で安義士のハルビン駅義挙101周
忌の2010年10月26日完工を目標にしている。現在、骨組工事が真最中で工程率は50%程度だ。
今年10月21日、記念館建設委員会関係者たちはびっくりした。誰か募金口座に1億ウォンを入
金したのだ。一週間ほどたって寄付者が誰か明らかになった。洋装店の裁断師として働き1994年
に引退した朴ジョンスン(82)さんであった。10年前、夫人を肝臓癌で先立たれた朴さんはソウル松
坡(ソンパ)区のあるアパートで独り暮らしをしている。
朴氏は「休まず蟻のように働き、熱心に貯蓄したおかげで子供に譲る遺産を差し引いてもいくらか
お金が残った」としながら「死んで持っていくお金でもないので、意味深いところに寄付した」と言う。
「30年くらい前、南山の安義士記念館に行ったことがあります。とても狭くて残念だったが….私の
ように平凡な人々が新しい記念館建設のために寄付を出したという朝鮮日報の記事を見て決心し
ました。カレンダーを見ると義挙100周年記念日が目の前だったので急ぎました。」
愛国先烈の子孫らも腕をまくりあげた。大邱(テグ)地域で3・1運動に先に立った独立有功者ウ・
チャンギ(1861~1921)先生の孫フンテク(81)さんは今月12日、建設委員会に300万ウォンを出し
た。周辺から「ケチ」と言われていた彼は「ひょっとして惜しくはなかったか」という質問にかっと怒っ
た。「惜しいですって?こうしたことにはお金惜しみません。」
女性独立活動家と子孫、研究者らが主軸の「3・1女性同志会」は募金運動を行って310万ウォン
を建設基金に加えた。パク・ヨンオク(64・前誠信女子大教授)会長は「2007年に出された論文を見
れば安重根という人物が義士に成長するには母親のチョ・マリア女史の献身的な教育があった」
として「国民が安義士の'伊藤博文狙撃'だけでなく、安義士と家族に対する多様な事実を習えば良
いと思う」と語った。
青少年らの寄付も続いた。独島問題に関心が高いサイバー外交使節団'バンク'で活動するイ・ス
ンミ(16・ソウル大王中3年)さんは一月分のお小遣3万ウォンを送ってきた。「迫害を受けた時代に
自分を犠牲にするのは容易なことではないでしょう。安義士は真の私たちの英雄です。」11月18
日、ソウル短大部の教職員と学生は十匙一飯で集めた391万ウォンの寄付をした。今月2日、韓
国報勲福祉医療公団役職員らは1071万ウォンを建設委員会に渡した。(中略=寄付者の紹介)
パク・ユチョル建設委員長(檀国大理事長)は「安義士の独立精神、国愛の心を今日に生き返らせ
る意味で募金運動に積極的に参加するように願う」と話した。
ソース:朝鮮日報(韓国語)
[人と話]不滅の英雄ために…'アン・ジュングン記念館'19億7000万ウォン集まった
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