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いたずらっ子金九(キム・グ)、民族の象徴になるまで
‘非凡’とは距離が遠かった成長期
希望を放さなかった‘人間’に焦点
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▲〈金九~美しい国を夢見る>
<金九~美しい国を夢見る>
「青年白凡」・文、パク・シベク・絵/ハンギョレ子供たち・1万ウォン
昌巖(チャンオム、金九の幼い時期の名前)は黄海道(ファンヘド)海州(ヘジュ)で生まれた。
貧しい庶民家出身の子供は天生のいたずらっ子であった。自身をからかう子供たちには刃
物まで持って飛びかかるほど多血質に、飴を食べたいという一念一つでお父さんの新しい箸
とスプーンをすっかり売り飛ばす単純な性格でもあった。
しかしある日、親戚のおとなが両班(ヤンバン)らに侮辱される事件を見て怒りが押し寄せて
両班になろうと決心する。科挙試験に合格するために熱心に勉強したが、惜しくも試験にポ
トンと落ちてしまう。 昌巖は気をおとしたが、もう少し良い人生に対する挑戦を止めはせずに、
東学に情熱を傾ける。 もちろんそれさえも失敗に終わった。
民族の師匠、10万ウォン札紙幣モデルの有力候補、そして最も尊敬を受ける歴史的人物の
目録の常連客。この派手な修飾語の主人公は白凡(ペクポム)金九だ。 しかし彼の幼・青少年
期は意外だと思うほど失敗の連続だった。その上平凡なことさえした。よく偉人らがつけている
「神童」と「非凡」の荷札がない。ただ一つ「心がよい人」になりたいという熱望が彼の成長期を
支配したようだ。
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▲ いたずらっ子金九、民族の象徴になるまで
<金九~美しい国を夢見る>は「ハンギョレ子供たち」から出す人物の話シリーズの初めての
巻だ。「人物の話」という言葉のように本書は既存の偉人伝とは少し違う見解から出発する。
妊娠時から龍と虎が出没する胎夢(妊娠の兆しとなる夢)あるいは英明な幼い時期だけ選んで
表わしたことでなく、醜くて正しくない部分も一緒に入れた率直な伝記本だ。本書は民族を導い
た偉大な人物・白凡金九でなく、絶え間ない絶望に投じられながらも希望を放さずに立ち上がる
人間・金九にさらに傍点をつけている。子供本の分野では多少見慣れない「評伝」形式を取る
本書は多角度から人物と時代に光を当てる。写真や文書、歴史的記録など豊富な視覚資料
が入っていて、人物が残した言葉と文はもちろんマスコミの報道、同時代の人物などの回顧な
ども一緒に入れて人物の人生を一層具体的に覗いて見ることができるようにした。
<金九~美しい国を夢見る>は白凡金九先生記念事業協会の青年たちの研究会である「青年
白凡」が作り、絵はパク・シベク画伯が引き受けた。中間中間には難しい話でも時代的背景に
対する説明が付けてあって、読む人らの理解を助けている。「人物の話」第2巻はインドの偉大
な魂マハトマ・ガンジーの一生を追って行く。
ユン・ウンスク記者
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語) 記事登録:2009-12-18午後07:04:22
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