09/12/15 20:12:32
親日派：「政略的リストに沈黙する現政権は卑怯」
朴孝鍾ソウル大教授
URLﾘﾝｸ(file.chosunonline.com)
「（政府が）“親日派リスト”による社会的論争に巻き込まれることを躊躇（ちゅうちょ）するあまり
沈黙しているのであれば、それは責任ある政府が取るべきではない、フリーライダー的で
臆病者の卑怯な態度だ」
最近論争を引き起こした大統領直属の親日反民族行為真相究明委員会（真相究明委）の報告書と
民族問題研究所の『親日人名辞典』の問題点を指摘し、これを傍観してきた政府の態度を批判する
討論会が開かれる。「正しい社会市民会議」は16日午後2時30分、プレスセンター19階で
第3回正名討論会『親日、わたしたちにとって何なのか』を開催する。「正しい社会市民会議」の
朴孝鍾（パク・ヒョジョン）共同代表（ソウル大教授）は事前に配布した発表文を通じ、
「論争も多く、問題点も多かったリスト発表について、政府が何の立場も表明しないのは
理解できない」と批判した。
■「日帝の被害者」を「民族の加害者」に
朴教授は「親日派リスト公開の最も致命的な誤りは、“日帝の被害者”を“民族の加害者”と
見なした点にある」と指摘した。同教授は「日帝時代、言論・文化・芸術・宗教・教育界で活動した
指導者クラスの人物は、朝鮮が日帝の圧政から逃れ、独立の日を誓うのなら、教育を通じて
人材を育て、宗教を通じ精神的な自主人間として生まれ変わる必要がある、という点で志を同じくした。
日帝の脅威の下で幾つか特定の行為をしたからといって、反民族的親日行為と断罪することが
果たして公正なのか」と疑問を投げかける。
また、「親日派や親日行為を判定した人たちが裁判担当者なら、鉄則である“他方の話も聞け”
という古典的な準則を忠実に守ったのか疑問だ」と指摘した。親日反民族行為者の選定に反発した
遺族や記念事業会から真相究明委に出された74件の異議のうち、受け入れられたのは1件に
すぎない。
■現政府の「沈黙」は機会主義
朴教授は莫大（ばくだい）な国庫が投入された「親日派リスト」発表に関し、政府が立場を
表明しないことについて、「政府の沈黙が続けば、この政府の歴史認識と民族意識が疑われる
だけでなく、大韓民国の正当性に対する態度も疑念の対象になる」と警告する。
また、「政府の沈黙やわれ関せずといった態度が中道実用を標榜（ひょうぼう）するためだとすれば、
もどかしく残念なことだ。中道実用が論争の中で中立を維持するものと考えるなら、
それは機会主義的な態度だ」と批判する。
■政府はまともな親日清算に取り組むべき
朴教授は「左派と右派が納得でき、多くの国民がうなずける、権威ある親日反民族行為者リストが
新たに必要だ」とし、「新親日反民族清算委員会」構想を提案する。大統領・国会・大法院長
（最高裁判所長官）の割り当てを決めて分け合う形で委員を選出し、多数決で押し切る
政略的思考から抜け出し、人望があり識見を備えた人物を、各界各層の意見を聞いて大統領が
任命、国会が同意する方式が妥当ということだ。また、彼らを検証するため、公職者を任命する
ときと同様に、国会公聴会を開く必要があると主張する。同教授は、「新親日反民族清算委員会」は
多数決制ではなく、協議制を採択することで公正性をさらに高めるべきだと提案する。
金基哲（キム・ギチョル）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2009/12/15 11:24:43
URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)
URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)
※依頼ありました（依頼スレ122、>>591）