09/12/09 12:30:27
男女性比が5倍以上に
2014年に結婚適齢期を迎える男性のうち20%が、結婚が難しくなるという研究成果が
発表された。
京畿道家族女性研究院が最近発行した、研究紀要第18号に掲載された論文「男女
性比の不均衡に伴う、結婚が困難な時代に備える研究」によると、14年に結婚適齢期
を迎える男女の数の差は、史上最大となる見通しだという。同院が定義する結婚適齢
期は、男性が28-32歳、女性が25-29歳となっている。
同院は統計庁の資料を分析し、「結婚適齢期の男性は今年197万9070人、女性は190
万8494人で、男性が女性より7万576人多いが、来年にはその差が約2倍の13万4204
人になる」との見通しを示した。こうした男女差は年を追うごとに開く一方で、14年には
史上最大の38万1300人に達するという。要するに、男性5人のうち一人は結婚が困難
になるというわけだ。
同院は男女性比の不均衡の原因として、韓国で依然として男の子を好む伝統的な価
値観が根強いことを挙げた。とりわけ、第3子と第4子にはこうした特徴が強く表れている。
昨年生まれた新生児の男女性比は、女の子100人に対し男の子が106.4人で、正常値
(103-107人)を維持しており、また第1子(104.9人)と第2子(105.6人)も正常値となって
いるが、第3子は115.8人、第4子以降は123.9人となり、差が大きく開いていることが分か
った。
また、別の原因としては、1980年代以降に出生率が低下し続けたことも挙げられる。
2014年に結婚適齢期を迎える男性は1982-86年生まれ、女性は85-89年生まれだ。
80年代初めには出生率が高く、新生児の数が絶対的に多かったが、80年代後半には出
生率が低下し、その結果、2014年に結婚適齢期を迎える女性の数は男性より大幅に少
なくなるというわけだ。
同院のヤン・ジョンソン研究員は「25-29歳の未婚女性の比率が、1980年の14.1%から、
2005年には59.1%と4倍以上も増えた。このように、結婚適齢期を過ぎた未婚女性が増え
続けていることが、結婚が難しくなる状況を生み出す要因となっている」と話した。
URLリンク(www.chosunonline.com)