09/11/30 22:22:44 +Q4GK7gi
>>342
地球シミュレータと京速計算機はそれぞれ用途が違うから。
元々はベクトルの方が速い処理をベクトルで、量が必要な所をスカラーでやる複合型を目指す予定だった。
この時点で流体をメインで行う地球シミュレータと大きく違う。
それが結局NECの膨大に膨れ上がった開発費のせいで開発からは撤退せざる得なくなった。
もちろん、スーパーコンピュータ事業は継続、京速にベクトルが入るかは解らない。
SX-9ベースで一応今までの開発で養った技術が採用されるかもしれないし、されないかもしれない。
ちなみに、京速(10PFLOPS)を論理値でだすのはGPUクラスタでもできるが、実測で出すのは物凄く難しい(っていうかGPUだと無理)。
しかも、GPUは簡単な計算なら物凄く速いが、精度が悪く、性能に対して要求バス幅が大きいので大きなクラスタほど性能が極端に落ちる。
さらにデータ量が多いと極端に効率が落ちる傾向もある。
倍精度あれば、GPUのストリームプロセッサで多体計算ができるが日本国内ではそれを遥かに凌ぐGRAPEがあるから、殆ど使い物にならないと思う。