【移民】 坂中氏「在日韓国・朝鮮人との出会いが移民1000万人政策の原点」 ~「移民受け入れ」か「美しい衰退」か★2 [11/27]at NEWS4PLUS
【移民】 坂中氏「在日韓国・朝鮮人との出会いが移民1000万人政策の原点」 ~「移民受け入れ」か「美しい衰退」か★2 [11/27] - 暇つぶし2ch2:憂哀φ ★
09/11/27 12:48:23
>>1の続き)

でも最初に私が感じた、「外国人の暮らす別の日本」という側面は根本的には今でも違わない
んじゃないかと思います。

コンビニエンスストアに行けばいつでも物は溢れています。でも、お弁当やお総菜の工場などに
行けば作っているのは外国人がとても多い。外国人がいなければコンビニのお弁当も食べること
はできないし、日本経済発展を支えた自動車産業もここまで発展しなかった。見てみぬフリを
続けていていいのかということです。

もう1つのこの論文で訴えたかったことが「国際間の人口移動」ということでした。
地球上に富の偏在がある限り、貧しい国から豊かな国への移動は不可避です。こうした国際間の
人口移動に国家としていかに向き合うかは、世界に共通した深刻な課題になると思いました。


― それにしても移民1000万人と言うのは唐突な感じです。

1997年ごろから、日本が10年以内に迎える人口減社会について考えるようになりました。実際には
国の予想よりも早く、2005年から人口は減り始めました。理論的には「小さな日本」か「大きな日本」
しかないと思っています。

前者は人口が減っても外国人には扉を閉ざす「美しい衰退への道」、後者は外国人を受け入れて
「活力ある社会を維持する道」。後者は経済大国の地位を守る道ともいえるかもしれません。前者で
良いという人もいると思いますが、果たして本当にそれで日本人は満足できるのか。

移民1000万人と言うのは私が考えた一応の目安で、50年かけて今の英国、フランス、ドイツなみに
10人に1人が移民という移民国家へ移行することを提案したものです。2055年には日本の人口は
9000万人弱。1000万人の移民を入れることで人口1億人を保つ国になる。

しかし一番大切なのは数ばかりではなくて、その時に外国人を「デカセギ労働者」ではなくて、
日本社会の構成員として受け入れること。すなわち「移民」として受け入れるということです。
将来の日本国民として相応の法的地位と待遇を保証する方が、日本に骨を埋める覚悟の有能な
人材をより多く確保できます。

主権国ですから、入国の際に厳しい条件を課すことや、経済情勢により移民の入国制限などをする
のはもちろんありえます。しかし、日本は入国する際の規制ばかりが厳しく、日本社会に入った後に
どのように社会の構成員になってもらうかの政策が欠落しているのです。


― 欧州や米国、オーストラリアなど移民政策は多様で、各政府とも苦労しています。日本の
    場合はどのような移民政策が望ましいと思いますか。

提案したいのは育成型の移民政策です。例えば、日本の高等教育機関や職業訓練期間を活用して、
日本の技能などを教える。就職を支援し、段階を経て、永住や国籍を認めていくというものです。

大学などで日本語教育を含めて十分な教育を受けた外国の人材を、地位の安定した移民として
受け入れるものだから、日本国民が懸念するような治安悪化にはつながりません。

育成型移民政策の成否は、世界中からいかに意欲のある留学生を集めるかという政策にかかって
いると言えるでしょう。福田康夫政権が2008年に打ち出した留学生30万人計画を速やかに達成する
べきです。

外国人技能実習生を含む「外国人労働者」の受け入れには反対です。
外国人労働者と言うと、産業界が労働力不足を補うために入れるもの、低賃金のデカセギ労働者と
して入れるもので、必要なときに入れて必要がなくなれば追い返すもの、という性格が強いからです。

(続く)


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