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- 高まる中国の新ナショナリズム、日台への軍事行為につながる可能性も―BBC -
2009年11月17日、BBC放送ウェブサイトは記事「高まる中国のナショナリズムが欧米諸国の
不安招く」を掲載した。19日、新華網が伝えた。
高まりを見せる中国のナショナリズムが不安を呼んでいる。先日、中国のロックバンド・軍械所
の最新アルバム「ロック・シティ」が販売禁止処分を受けた。同アルバムは政府の腐敗を追及
し民主化を求める一方で、「チベットはおれたちのもの。台湾はおれたちのもの。長白山はおれ
たちのもの。釣魚島(尖閣諸島)はおれたちのもの」とナショナリズム的な傾向もあらわにして
いる。バンドのリーダー・劉立新(リウ・リーシン)によると、現在広まっている新ナショナリズムは
他国、特に日米を敵視しており、政府があまりに脆弱で国家の利益を守れないと批判するもの
だという。
またナショナリズム的傾向を持つ作家らによる共著「不機嫌な中国」も今年のベストセラーと
なった。作者の一人である王小東(ワン・シャオドン)はナショナリズムブームの代弁者と言える。
BBCのインタビューでは、「中国は強大な軍隊を保有し戦争の準備をするべきか」との問いに、
王は「中国のような大国には当然強力な軍隊が必要だ。世界のあらゆる地域のあらゆる人々
を征服可能な強力な軍隊が」と回答した。
スーザン・シャーク元米国務次官補代理は「可能性は低いとはいえ、リスクであることは確か。
いつの日か、中国の指導者は国民に自国の強大さを見せるため、日本や台湾への軍事的威嚇
に踏み切る可能性がある。これはきわめて危険な状況だ」と警告した。強力なナショナリズムと
軍隊とを保有する中国、米政府にとってはまさにやっかいな問題となっている。(翻訳・編集/KT)
ソース : レコードチャイナ 2009-11-20 12:55:13 配信
URLリンク(www.recordchina.co.jp)