09/11/23 17:50:44 vluCK44C
スレチだが朝鮮の「東莱、五六島、豆毛浦、木浦」はアイヌ語地名です。
ちょっとマイナーな地名ですけど。
東莱(トンネ) < to-nay (湖がいっぱいある川)
アマゾン川のように蛇行で出来た三日月湖や
残存湖がある川をto-nayというそうだ。利根川も東莱(トンネ)も同じ由来だろう。
「東莱富山浦」で出てくるから、結構古い地名だ。
五六島(oryuk-do) < o-rik (河口の高所、高み)
kur(魔神) > クル島
この五六島(oryuk-do、オリュクド)も古い地名だね。
潮の干満で5つに見えたり6つに見えたりと書いていますが
実際は見る角度によって違うだけ。当てた漢字から誤類推した典型だ。
この島は釜山に入る目印になる。
五六島で一番高いのが クル島(kur=魔神)というんですね。
URLリンク(www.platon.co.jp)
豆毛浦(トゥモッポ、トモポ) < tomam(湿地)
URLリンク(www.platon.co.jp)
豆毛浦という地名も古い地名だ。この↑地図には出ている。
「浦」の字は港という意味で、地図上にいっぱいあるから
古地図を作る際に、規則的に付けたのであろう。
日本が併合してあげた時代に豆毛浦は埋め立てをした。
それだけ低地で浅いところ、湿地だった。
豆毛浦倭館があったところだが、後に釜山浦に移転した。
豆満江と同じ意味だね。アイヌ語の「to」 に「東、豆」の字を当ててるクサイ。
木浦(mokpo) < muk-po(塞がっている+浦)
木浦(mokpo)も古い地名です。
李朝の世宗王の代には木浦台の地名があった、そうだ。
この木浦一帯は、この南の珍島も含めてだが
航空写真で見るとおり、遠浅で島が多く
さらに黄海に面していて、干満の差が激しい。
干満の差が6mもあり、干潮時には泥海になるそうだ。
そういうことで、この辺にある島やら浦やらが、
アイヌが見たら塞がっているという風に見えた。
ムアンとか、mu、mukが語頭に立つ地名が多い気がする。
塞がっているようなものの例を、日本で言うと、武庫川ってのがある。
今の武庫川は河道が海にシュートカットされて、流れが良くなった。
それ以前は武庫川は河道が海岸沿いに東に流れていて
そのために、勾配が緩くて、川の水が流れず、たびたび氾濫していた。
木浦も、そういう塞がっている感じがする海だと思う。