【日韓】 アジア・太平洋賞に『竹島密約』が選ばれる。「解決せざるをもって、解決したとみなす」という合意仮説 [11/17]at NEWS4PLUS
【日韓】 アジア・太平洋賞に『竹島密約』が選ばれる。「解決せざるをもって、解決したとみなす」という合意仮説 [11/17] - 暇つぶし2ch1:依頼モノ@夏髪φ ★
09/11/17 21:06:36
(該当部分だけ抜粋)

 アジア・太平洋地域の政治・経済・文化などに関する優れた本を著した研究者、
実践者に贈る「第21回アジア・太平洋賞」は選考の結果、大賞2点、特別賞2点が決まった。
大賞が2人に贈られるのは21回の「アジア・太平洋賞」の歴史で初めて。
最終選考委員会でも「甲乙つけがたい」との意見が大勢で、異例の決定となった。


◇日韓交渉現場、生き生きと描く

 日韓関係を正常化した1965年の日韓基本条約には、竹島も独島も出てこない。
竹島についての日本の領有権主張に対する、韓国内での近年の反発の強さを見るとき、
よくこの問題に触れないですんだと思われるかもしれない。

 しかし、現実の交渉過程では、日本側が領土問題についての言及を求め、韓国側がこれに反対した。
よくよく考えてみれば、これは当たり前である。竹島・独島は韓国が実効支配しているわけで、
言及しないことによって韓国に不利になることはない。
言及していないのは領土問題が存在しないからと言えるからである。

 今となってよくわからないのは、なぜ日本が竹島に触れない日韓基本条約を受け入れたかである。
もちろん、基本条約の付属文書である日韓紛争解決交換公文に触れられている「紛争」に
領土問題が当然含まれているということはできる。
しかし、明示的にできれば、日本の立場が強くなったことは明らかだから、依然として謎が残る。

 この問題について本書の与えた解答が「密約」である。
条約締結時の佐藤内閣の国務大臣であった河野一郎と韓国の丁一権(チョンイルクォン)国務総理との間で、
竹島・独島問題は「解決せざるをもって、解決したとみなす」、「両国とも自国の領土であると主張することを認め、
同時にそれに反論することに異論はない」などという合意があったのだという。

 たしかに盧泰愚(ノテウ)政権までの日韓関係は、この密約のとおりに推移してきた。
金泳三(キムヨンサム)政権になってこの問題が再浮上したのは、著者によれば、
この密約の原文が焼却され、韓国における民主化などによって、
この密約を可能にした時代の「精神」が喪失されたからだという。
原文はすでに焼却されてしまったため、著者の説は、あくまでも有力な仮説にとどまる。

しかし仮説の当否にもまして本書の価値を高めているのは、
日韓交渉をめぐる政治的雰囲気を的確に描写していることである。
最近機密解除された韓国側の交渉記録と日韓双方の当事者の回顧録やインタビューなどの
資料を的確に引用しつつ、今となっては、なかなかわかりにくい日韓関係の「浪花節」的雰囲気を
本書はわかりやすく活写している。【評・田中明彦】


ソース 毎日新聞 11/17 朝刊
URLリンク(mainichi.jp)


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