09/11/17 23:07:07 59fxM7g5
さーて、いつもの種明かしタイムです。
その3号答弁のその後の質疑応答にこのようなものがありますね。
○岡田委員 私もかつてから申し上げておりますように、東京裁判そのものを
全面的に肯定するものではありません。中には事実認定の誤りとか、かなり
粗っぽいやり方もなされたと思います。B級、C級に至っては、さらにその程度は
ひどかったというふうに思います。
しかし、日本としてそれを、少なくとも東京裁判、A級戦犯について受け入れた以上、
そのA級戦犯の多くはやはりあの戦争について責任を負うべき人だと、そういうふう
に言わなければ、総理のように言ってしまうと、一体だれが責任を負うのかということ
について日本政府としては全く関知しないということになりませんか。
これに対して安倍総理(当時)は
○安倍内閣総理大臣 さきの大戦については、何回も私も申し上げておりますように、
あの大戦の結果、日本人の多くが塗炭の苦しみの中にあったわけでありますし、
アジアの国々に大きな被害を与え、そしてつめ跡を残したのも事実であります。
その中の反省に立って、今日のこの平和で民主的な日本を、そして世界の平和に
貢献する日本を構築してきた、こう思います。
その中で、先ほど委員がおっしゃったように、ではだれが責任があったかということで
ありますが、これは繰り返しになりますが、当時の指導者の人たちには当然重い責任
があるのも事実でありますが、では、このいわゆるA級戦犯と言われた方々の評価に
ついて、それは当時の東京裁判によってその評価がなされ、刑が下ったわけでありま
す。そして、それはいわゆる平和に対する罪と人道に対する罪で裁かれたわけでござ
いまして、その段階で新たにつくられた概念であると思います。
しかし、いわゆる人道に対する罪ではだれも起訴されなかったというふうに承知をして
おります。平和に対する罪で起訴をされた、こういうことでありますが、国と国との関係
において私たちは異議を申し立てないというのが、この裁判を私たちが受け入れた、
サンフランシスコ平和条約によって私たちが受け入れたということではないか、こう思い
ます。
あの大戦についての評価、だれがどれぐらい責任があるのかどうかということについて
は、それはまさに歴史家の仕事ではないか、政府がそれを判断する立場にはないと
私は思います。
引用はここまでですが、
ここでもはっきりと、安倍総理大臣(当時)は「受け入れた」といっているわけですわ。
これでもまだ、「受け入れていない」といい逃れするわけですかな?