09/11/14 12:10:14 PaMeXDVD
一応、当該の国会答弁について全文を示しておくね。
出典は「国会会議録検索システム」。対象の委員会は
>>573にある。ちなみに日付は平成17年6月2日。改行はみやすくするために
原本とおりではない。
「先生も今御指摘のとおり、サンフランシスコ平和条約第十一条によりまして、
我が国は極東国際軍事裁判所その他各国で行われました軍事裁判につきまして、
そのジャッジメントを受諾しておるわけでございます。
このジャッジメントの訳語につきまして、裁判というのが適当ではないんではないか
というような御指摘かとも思いますけれども、これは裁判という訳語が正文に準ずる
ものとして締約国の間で承認されておりますので、これはそういうものとして
受け止めるしかないかと思います。
ただ、重要なことはそのジャッジメントというものの中身でございまして、
これは実際、裁判の結論におきまして、ウェッブ裁判長の方からこのジャッジメントを
読み上げる、このジャッジ、正にそのジャッジメントを受け入れたということで
ございますけれども、そのジャッジメントの内容となる文書、これは、
従来から申し上げておりますとおり、裁判所の設立、あるいは審理、あるいはその
根拠、管轄権の問題、あるいはその様々なこの訴因のもとになります事実認識、
それから起訴状の訴因についての認定、それから判定、いわゆるバーディクトと
英語で言いますけれども、あるいはその刑の宣告でありますセンテンス、その
すべてが含まれているというふうに考えております。
したがって、私どもといたしましては、我が国は、この受諾ということによりまして、
その個々の事実認識等につきまして積極的にこれを肯定、あるいは積極的に評価する
という立場に立つかどうかということは別にいたしまして、少なくともこの裁判について
不法、不当なものとして異議を述べる立場にはないというのが従来から一貫して
申し上げていることでございます。」