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【光州1日聯合ニュース】
旧日本軍による被害女性、元従軍慰安婦が集まって暮らす京畿道・広州の「ナヌムの家」に、
療養施設を兼ねた居住空間が完成した。10月31日に完工式が開かれ、女性部次官や京畿道行政副知事、
京畿道教育監、後援会長の国会議員、ボランティアなど300人余りが出席した。
この施設は2003年から建設が推進されてきた。女性たちが住んでいた生活館を取り壊し、
新たに延べ面積396平方メートルの2階建て建物として建てられた。
建築費は約5億5000万ウォン(約4200万円)で、
4億3000万ウォンは国・道からの支援、1億1700万ウォンは被害女性を支える後援者の募金で賄われた。
死去した女性たちを追悼する意味を込め、黒いレンガ造りとなっている。
1階は日当たりのいい広いリビングと個室10室が配置され、2階には台所と食堂がある。
入居者が高齢の上に体が不自由なことに配慮し、エレベーターが設置されたほか、
トイレ入り口の段差をなくし、壁には手すりがつけられた。
療養保護士2人が24時間体制で詰め、8人の入居者に対し専門的なケアを行う。
完工式でナヌムの家の代表理事を務めるソン・ウォルジュ僧侶は、
すべてが国民の声援のおかげだと、感謝のあいさつを述べた。
また、「慰安婦被害問題は終わってしまった過去の出来事ではなく、
現在も進行中の解決されていないことで、わが民族と女性の受難」とし、
ナヌムの家は被害の歴史を昇華させ、世界的な歴史と平和、人権の聖地にしていくと述べた。
ソース 聯合ニュース 2009/11/01 11:43
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画像 完成した施設
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