09/10/30 23:46:00
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▲日本は「米国おむつ」を脱いで金大中を見習いなさい
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▲<半歩前を歩け>姜尚中著・オ・クンヨン翻訳/四季・9000ウォン
<半歩前を歩け>(原題:リーダーは半歩前を歩け)は政治思想史を専攻した姜尚中(カン・サンジ
ュン、59)東京大教授が政治的リーダーシップ問題を扱った最近の著書だ。在日同胞(ザイニチ)2
世の姜教授は今、日本で最も成功した学者のひとりだ。朝日新聞社が出している時事週刊誌<
アエラ>は日本で流行した韓流から作った「姜流」という造語で日本社会での姜教授の高い人気
と影響力を表現した。「姜尚中」から取った姜流と韓流は日本語の発音がほとんど同じだ。新聞・
放送などマスコミの注目度も高く、学者としては珍しく多作でよく売れる。異例だ。
本の題名になった「半歩前を歩け」と言ったのは金大中(キム・デジュン)元大統領だ。2005年頃
から金元大統領に毎年会った姜教授は今年4月、正式インタビューを行い、その時、金元大統
領が世界化時代のリーダーの役割に関する質問にそう答えた。「政治学者カン・サンジュンが提
案するリーダーシップ・パワー七種類」という副題がついたこの本は、従って金元大統領の人生を
通じて望ましいリーダーシップが何か、項目別に見るハウツー本のような感じを受ける。
「日本という国では憎まれ故国でも不当な扱いを受ける在日同胞という存在は果たして何だろうか。
玄海灘を間に置いた両国間のあつれきの中でうめき声をあげても誰も助けてくれない、そのような
‘歴史のゴミ’のような存在なのか、私たちは….」そのようなみじめな状況から彼を救ったのは、
1972年に初めて訪れた祖国の凄惨な現実と1973年に起きた‘金大中拉致事件’だった。「私は初
めて巨大な構造的暴力を覗いて見たようだった。韓日癒着の構造とそれを背後で支援する米国
の圧倒的な影。それが構造的暴力の‘正体’であることを知った時、私は安易でロマンチックな感
想に別れを告げ歴史的現実という巨大な存在と向き合うことになった。」
構造的暴力と一緒にこの本を貫くキーワードが‘青銅おむつ’だ。日本の政治家たちのリーダーシ
ップ不在を象徴する青銅おむつは敗戦国日本を占領した米国が日本に科した「特殊な手錠と鎖」
という。「敗戦でその時までの歴史を削除され、赤ん坊から人生を始めた日本にその時、青銅で作
られた巨大なおむつが科されたのだ。…‘東西冷戦’に備えたおむつだ。おむつをつけたのは言う
までもなく米国だ。すなわち東西冷戦という世界政治の力の均衡のために、日本には強制的に巨
大なおむつが科され、その状態に非常に高度に適合したのが自民党という保守政党だった。」
姜教授によれば吉田茂や岸信介、池田勇人、佐藤栄作など米日同盟体制の枠組みを完成した
総理らは言うまでもなく、中曽根康弘や田中角栄など数人の特記される政治家も結局は米国製青
銅おむつを着けて米国の利害範囲の中で「リーダーでないリーダー」、「リーダーがリーダーとして
の役割を果たせないことによってむしろリーダーであることもある」存在に過ぎなかった。
金大中はそのような米国製青銅おむつをはいた部類とは違ったと姜教授は話す。日本に劣らな
い事実上の一党長期政権体制が続いた韓国の政治リーダーもやはり米国製おむつを着けたが、
それは青銅製よりきびしい銑鉄おむつであった。金大中は銑鉄おむつを着けたのでなくそれをは
いたエセリーダーらと命をかけて戦った本物のリーダーだったわけだ。
いわゆる‘戦後政治’体制が終わって新しい変化の波が予告されている日本に「キム・デジュン元
大統領が見せたリーダーシップの真髄を伝えたい」というのが姜教授がこの本を書いた理由だ。
(後略)
ハン・スンドン選任記者
ソース:(韓国語) 日本は‘米国おむつ’脱いでDJを習いなさい(抄訳)
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